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ロジャー・バー氏インタビュー:2018年振り返りと、2019年の展望【フィスコ・仮想通貨コラム】

2018/12/28 18:27
FISCO

2018年後半の仮想通貨界隈において、11月に起こった仮想通貨ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォーク(機能向上のための技術仕様変更)は大きなインパクトとなった。

これは、ビットコインキャッシュの仕様をめぐり2つの開発チームが相容れない仕様を提案していたことで、当初は両陣営のハッシュパワー(仮想通貨の新規発行などに必要な計算であるマイニングにおける計算力の強さ)によってどちらの仕様が有効か決める戦いとされていたが、最終的にはビットコインキャッシュ(BCH)とビットコインSV(BSV)という2つのコインに分裂した。28日時点で、両コインとも存続して市場で取引されている。

2018年後半の仮想通貨市場と、ビットコインキャッシュのハードフォークをどのように振り返るかについて、仮想通貨関連スタートアップのエンジェル投資家でありビットコインキャッシュ支持派でもあるロジャー・バー氏にコメントをいただいた。

バー氏は仮想通貨ニュースサイトおよび仮想通貨ウォレット事業やクラウドマイニング事業などを多角的に展開するBitcoin.comのCEOである。仮想通貨の黎明期である2012年頃から、海外送金に特化した仮想通貨プロジェクトとして注目されるリップルや、仮想通貨オンライン・ウォレット・プロバイダー、仮想通貨取引所への投資を行っている。

Q.2018年のビットコインキャッシュのハードフォークと、仮想通貨市場の反応をどのように振り返りますか?
「誰も戦争に勝ってはいません。ただ、どちらかの側がもう一方よりも負けが少なかったというだけの結果と捉えています」

Q.11月からの仮想通貨市場の縮小傾向をどのように振り返りますか?
「もしも過去60日間に(仮想通貨市場に)起こったことだけを見ているとしたら、見ている期間が狭すぎると思います。過去2ヶ月間を見るのではなく、過去2年間を見てみてください。人々が仮想通貨を実際のビジネスや支払いに利用し始めたことで、仮想通貨市場は過去2年間で劇的に成長しています」

Q. ビットコインキャッシュのハードフォークは、仮想通貨業界や人々にどのような影響があったと考えますか?
市場は安定性を好みます。直近のビットコインキャッシュのハードフォークによって、短期的には市場の不安定性は高まる結果となりました。しかし、長期的には市場により安定をもたらすことになると思っています。幸運なことに、私は長年仮想通貨の採用普及に取り組んできています。

Q.2019年、ビットコインキャッシュに何か大きな計画やアップデートがあれば教えてください
「2019年にも計画は進むと期待されます。Bitcoin.comのユーチューブのチャネルで、大きな計画やアップデートは随時お知らせしていくので、よければぜひご覧ください」

Q.2018年は、韓国の済州島がビットコインキャッシュの決済受け入れに全面的に取り組むという話が出たり、ビットコインキャッシュ決済を日本の大手コンビニが導入する可能性が報道されるなど大きな話題がありましたが、2019年はどうなるでしょうか?
「毎年、仮想通貨の決済導入数は前年よりも拡大しています。2019年も同様に拡大していくと期待されます。ビットコインキャッシュ決済導入について、2019年1月にまた日本における大規模な計画が明らかになるかもしれませんので、注目していてください」

Q.2019年、仮想通貨市場はどのように動くと考えていますか?
「より多くの人々が仮想通貨を実際の『通貨』として利用し始めることで、市場全体がより好転していくと思います。もしも市場が、単に他の投機家の将来の投機に対して投機する投機家の集まりであり続けるならば、長期的にみて持続可能なものではないでしょう。

これは、私がビットコインよりもビットコインキャッシュの方に対してより強気である理由でもあります。ビットコインキャッシュは世界の通貨になろうとしています。対してビットコインは、世界中で投機の道具になろうとしています」

<FA>

配信元: FISCO 株・企業報

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