ガイアックスはお金を使わずに投げ銭で支援できるプラットフォーム『Cheer for』を開発し、5月末から希望者を対象としたテストを開始することを発表した。ガイアックスは一般社団法人日本ブロックチェーン協会の代表理事も務めている。
Twitterアカウントのみで利用可能
Cheer forは応援したい個人にたいして応援(チア)を送ることで、応援された人はチアを利用してSNS運用支援ポートフォリオホームページの作成などに充てられるとしている。
Cheer forは既存の投げ銭プラットフォームと異なり、ポイントを購入したり仮想通貨ウォレットを開設することなくTwitterアカウントのみで利用が開始できる。
Twitterアカウントで利用できるのはチアを送ることと受け取ることのみとなっており、チアを消費するためにはCheer forのアカウントを作成する必要がある。
受け取ったポイントでサービス購入
チアの利用用途について、プレスリリースには以下のように記述されている。
○支援イメージ
・SNSお悩み相談(10Cheer+〜〜円)
・SNS改善アドバイス(10Cheer+〜〜円)
・SNSカバー画像作成(10Cheer+〜〜円)
・ポートフォリオHP作成(10Cheer+〜〜円)
○活用イメージ
・ミュージシャンやお笑い芸人を目指す人のファン獲得や周知拡大に
・スポーツチームのゲーム観戦者増へ
チアを受け取ったユーザーは、チアを消費してサービスを受けることができる。チアだけで足りない分は日本円で補填するモデルのようだ。
プレスリリースや公式サイトの情報だけでは、Cheer forがアプリなのかWebサービスなのかTwitterのみで完結するサービスなのか記載されておらず、ユーザーがどのようなモチベーションでチアを送受信するのか不明だが、SNS上で影響力を持つユーザーにとって新たな選択肢を与える可能性がある。
イーサリアムベース&ALIS投げ銭APIを利用
Cheer forはブロックチェーン技術を採用しているが、その理由として「データの真正性」「中間搾取の排除」「検証可能性」を挙げている。また、イーサリアムベースのプライベートチェーンを利用していると公式ページに記載されている。
投げ銭機能の実装については、トークンエコノミーを実装したブログサービス『ALIS』がマイクロソフトと共同で開発し公開している投げ銭APIを利用している。
【お知らせ】ALISと日本マイクロソフトで共同研究を行った投げ銭APIを活用した「Cheer for」の試作版をガイアックス社が開発しました。
応援を届けるサービス「Cheer for」を開発 。5月末から希望者を対象にテスト運用を実施https://t.co/gmBIlOPklG#ブロックチェーン
— ALIS (@ALIS_media) May 16, 2019
Cheer forは5月31日に、Twitterアカウントを持っていれば誰でも参加できる無料体験会の参加者を募集している。この体験会でさらに詳細なサービス内容が発表されることになる。
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