米IT大手のマイクロソフトが、イーサリアムのスマートコントラクト形式的検証ツール・VeriSol (Verifier for Solidity)をオープンソースで公開しました。
同社のブロックチェーン基盤サービス「Azure Blockchain」向けに開発されたVeriSolは、イーサリアムのスマートコントラクトの動作を検証し、バグなどを自動検出するプロトコルです。
VeriSolは、イーサリアムのスマートコントラクト開発言語・Solidityで書かれたコードを検証言語・Boogieに変換し、バグの有無を数学的に検査することができます。
スマートコントラクトの脆弱性はハッキング被害を呼ぶ原因であり、イーサリアムでは過去にDAO事件など巨額の損失を生み出した事件が起こっています。
昨年夏に開発が始まったVeriSolは未だプロトタイプの段階ではありますが、マイクロソフトがAzure Blockchain Workbench上のスマートコントラクトを対象に行なった実証実験では未知のバグを発見することに成功したといいます。
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記事ソース: マイクロソフト
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