ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

※広告非表示の他にも、みんかぶプレミアム会員だけのお得なサービスが盛りだくさん!

みんかぶプレミアムとは みんかぶプレミアム会員になる すでにプレミアム会員の方はログイン

仮想通貨取引所Bittrex、ユーロ建の通貨ペアを今夏に追加【フィスコ・ビットコインニュース】

2019/06/13 13:41
FISCO

多くのアルトコインを取り扱う米国本拠地の仮想通貨取引所Bittrexは13日、「今夏、ユーロ建の通貨ペアを開始する」と発表した。

なお、米ドル市場の取引手数料の引き下げも同時に公表された。

今回のユーロ通貨ペア発表では、具体的な開始日程やユーロで取引可能な通貨ペアなどは明らかになっていないものの、Bittrexのユーロ市場の開拓に力を入れる姿勢がうかがえる。

Bittrexによるユーロ市場の開拓は、米ドル市場における不明確な規制環境や、BittrexがNY州発行の仮想通貨関連業者ライセンス(ビットライセンス)の取得に失敗したこと、さらにはCoinbaseのような米大手取引所がユーロ市場へ事業拡大している背景があると考えられる。

Bittrexの思惑は
Bittrexは月曜日10日に、6月21日から米国ユーザーを対象に、ファクトム(コインチェック銘柄)やQtumを含むアルトコイン30銘柄の取引を今月21日で停止することを発表した。21日以降は対象銘柄が米国のユーザーのみ取引不可能となる。

なお21日以降もBittrexが対象銘柄をサポートしている限り、同取引所内で保有を継続することができ、引き出しをすることもできる。また、米国以外のユーザーは、引き続き対象の取引ペアにアクセス可能だという。

米国では現在、SEC(証券取引委員会)がカナダのメッセンジャー企業Kik社がに対して、KinトークのICOを未登録の有価証券販売とみなしながら告訴している。明確な仮想通貨関連法律が欠如する米市場において、Bittrexは自己判断で有価証券の性質が高い仮想通貨へのアクセスを米ユーザーからブロックすることに至ったと考えられる。

また、今年の4月、同取引所は「ビットライセンス」の申請を却下された。

ニューヨーク州の金融サービス局(DFS)は、Bittrexの「AML(アンチマネーロンダリング)法に対するコンプライアンスの欠如」や、「仮想通貨上場やプロダクトの実施に関わるデューディリジェンスとコントロール不足」などの規制・法律遵守問題を審査落ちの主な理由に挙げた。

この指摘に対して、Bittrex側は「仮にDFSが提案した『監視協定』に承諾すれば、ビットコイン、ビットコインキャッシュ(ABC)、ビットコインSV、ライトコイン、イーサリアム、イーサリアムクラシック、ステラ(XLM)、カルダノ(ADA)、XRP(リップル)、ドージコインとの10通貨しか提供できなくなる。」と、多くの通貨を取り扱うことができなくなるほどの厳しい審査基準だと反論した。

Bittrexは、米NY以外の州でもサービスを提供しているが、ビットライセンスが現時点ではいわば仮想通貨事業の基準となる法的承認とされているため、SECの不透明な取り締まりに加えて、Bittrexは制限された米市場以外のマーケットへと展開せざるを得ない背景も一因にあると言えるだろう。

さらに、CoinbaseやKrakenといった米大手取引所は、すでにユーロ建ての取引を提供しており、特にCoinbaseはイギリス支社を通して、Visaとの提携で仮想通貨デビットカード「Coinbase Card」を新たに欧州の6ヵ国(4月にはUKでの初発行)における発行・利用を可能にしている。対応する法定通貨は英ポンドとユーロである。

ライバル企業であるCoinbaseなどとの競争もBittrexがユーロ市場へ進出すると仕向けたと考えられる。

欧州市場は米市場と異なり、仮想通貨取引所などに対する規制が寛容的かつ先進的であるため、今後もより多くの取引所が欧州に重点を置く事例が見られるだろう。

(記事提供:コインポスト)
CoinPost(コインポスト)は、日本最大級の仮想通貨・ブロックチェーン総合情報メディアサイトです。国内外の情報を迅速に捉え、考察も含めたオリジナル記事を配信しています。

<SI>

配信元: FISCO 株・企業報

暗号資産(仮想通貨)最新ニュース

25/10/05 (日) 16:30

ビットコインETF週間流入32.4億ドル、史上2番目の規模を記録

米国の現物型ビットコインETFへの先週の資金流入が32.4億ドル(約4,777億円)を記録し、2024年1月の承認以来、週間流入として史上二番目の規模となりました。この記録的な流入と共にビットコイン価格は一時125,70...

25/10/05 (日) 15:30

ビットコイン、史上最高値を更新|年末20万ドル突破の可能性も?

2025年10月5日、ビットコイン(BTC)が今年8月の過去最高値を再び更新しました。同通貨は一時125,700ドルまで上昇を見せています。この価格は前年同日の62,000ドルから約102%上昇しており、暗号資産市[&#...

25/10/04 (土) 20:30

予測市場ポリマーケット、高市氏勝利を見抜けず|次期首相予測で大外れ

暗号資産を利用した海外の予測市場「ポリマーケット(Polymarket)」が日本の次期首相をめぐる予測を大きく外し、話題を呼んでいます。市場は選挙戦の大半で小泉進次郎氏の圧倒的優位を示していましたが、実際には決選投票の[...

暗号資産(仮想通貨)ニュースを全て見る

暗号資産(仮想通貨)最新コラム

NEW25/10/31 (金) 09:01

2025年10月31日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

10月31日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはPalette Token、下落率トップのはSymbolでした。なお、過去7日間において、 Hedera Hashgraph が +20.47%と大きく上昇。

25/10/30 (木) 09:01

2025年10月30日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

10月30日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはVeChainThor、下落率トップのはBitcoinでした。なお、過去7日間において、 Hedera Hashgraph が +22.21%と大きく上昇。

25/10/29 (水) 09:01

2025年10月29日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

10月29日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはPalette Token、下落率トップのはFilecoinでした。なお、過去7日間において、 Bitcoin Cash が +15.98%の上昇。

暗号資産(仮想通貨)コラムを全て見る

おすすめ仮想通貨取引所

  • Coincheck
    27種類の暗号資産が約500円から購入可能

    東証1部上場のマネックスグループの取引所 23仮想通貨へ約500円から投資可能!人気のアプリはダウンロード累計326万

  • DMM Bitcoin
    アルトコインのレバレッジ取引が魅力!

    FXサービスで培った使いやすく見やすいスマホアプリが特徴。チャート4分割やスピード注文で快適な取引を実現!

  • GMOコイン
    アルトコインを空売りできる取引所

    ビットコインFXのスプレッドが国内最狭水準で提供!いつでも買いたい時に買いたい値段で取引が可能