有向非巡回グラフ(DAG)ベースの分散型台帳(DLT)システムを開発するIOTAが、IOTAトークン用のソフトウェアウォレット「Trinity」をリリースしました。
ベータ版で16万件のダウンロードを記録したというTrinityは、iOS、Android、Mac、Windows、Linuxの5つのプラットフォームから利用可能となっています。
Trinityは、生体認証などのベーシックなセキュリティに加え、Ledger Nano S, X, Blueのハードウォレット3種との互換性も備わっています。
また、正式リリースに際し、サイバーセキュリティ大手のSixGen社とAccessec社がソフトウェアの監査も行っており、そのレポートも公開されています。
Trinityの開発ロードマップでは、TrezorやYubiKeyへの対応や、Tangle Explorer(IOTAのブロックチェーンエクスプローラ)へのアクセス機能の追加などが予定されています。
IOTAは今年5月に、ネットワークのチェックポイントとなる集権的ノード「コーディネーター」を取り除くアップデート「Coordicide」を発表しており、完全分散型ネットワークの実現に期待が高まっています。
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