テックビューロホールディングスは9日、2015年9月より提供している汎用型プライベートブロックチェーン製品「mijin」や2019年6月に製品版をリリースした最新版次世代コアエンジン「mijin Catapult (v.2)」の海外での販売促進・マーケティング活動に関して、NEM.io財団と業務提携契約を締結したと発表した。
NEM.io財団は、仮想通貨ネム(NEM)によるブロックチェーン技術の普及を目指し、2017年3月に設立された非営利組織である。ネムは、大型の技術アップデートとして注目されているカタパルトのローンチも年内に控えている。
一方テックビューロ社は、今年6月に「mijin Catapult (v.2)」の製品版をリリースしたことを皮切りに、海外ブロックチェーン市場に焦点をあて、クラウド上でブロックチェーンを提供するBaaS (Blockchain as a Service) 製品の海外マーケティング活動のさらなる強化を進めているという。
「mijin」はネムのプライベートチェーン版という関係にあり、テックビューロ社はNEM.io財団設立当初から次世代プラットフォーム「カタパルト」の開発に向けて経済的支援を行ってきたが、今回の業務提携によってNEM.io財団の収益基盤の強化と同社の海外における販売促進・マーケティング活動の強化を目指して一層の連携強化を行っていくとしている。
業務提携では、NEM.io財団による海外における同社のBaaS製品の販売実績に応じて、一定割合をレベニューシェアするようだ。
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