日経平均株価 始値 24078.93 高値 24084.42(09:03) 安値 23699.47(14:51) 大引け 23763.37(前日比 -104.97 、 -0.44% ) 売買高 18億2075万株 (東証1部概算) 売買代金 3兆5901億円 (東証1部概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は続落、寄り付き2万4000円台回復も買い続かず 2.米株高に加え為替の円安進行が追い風も、利食い圧力強い 3.銀行、保険など金融セクター軟調で後場後半に値を崩す 4.東エレクをはじめ半導体関連株は米株市場の流れを継ぎ高い 5.値下がり1600超と下落銘柄多いも、売買代金は3兆円上回る ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは322ドル高と急反発、過去最高値を更新した。航空機大手ボーイングやハイテク株の上昇が指数を押し上げた。 東京市場では買い優勢で始まり、日経平均は寄り付きに2万4000円台に乗せたが、寄り後は上値が重く、後場中ごろから売り優勢に傾いた。 18日の東京市場は朝方こそリスク選好ムードにあったが、買い一巡後は利益確定の動きが顕在化して下値を探る動きに変わった。前日の米国株市場でNYダウをはじめ主要指数が揃って最高値更新、為替も1ドル=111円台前半の円安に振れたことで、取引開始時は輸出株中心に追い風が意識された。寄り付きに26年2カ月ぶりとなる2万4000円台に乗せたが、目先達成感からの売りがかさみ、前引け時点で2万3000円台に逆戻り。後場はいったん2万4000円台に乗せたものの再び軟化、2時過ぎから手仕舞い売りが加速し一気にマイナス圏に沈んだ。値下がり銘柄数は1600を超えた。業種別には銀行や保険など金融株が軟調で、輸出セクターでは自動車が軟調だったものの半導体関連が買われ全体相場の支え役となった。東証1部の売買代金は4日ぶりに3兆円を上回った。 個別では、ファナック<6954>が軟調、ソフトバンクグループ<9984>が売りに押され、トヨタ自動車<7203>など自動車株も値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが冴えず、NTT<9432>も軟調。エスケイジャパン<7608>、モリテック スチール<5986>が大幅安、リコー<7752>も急落。東海カーボン<5301>、IDOM<7599>などの下げも目立った。 半面、任天堂<7974>が大商いで高く、東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>などの半導体関連株が上昇、日本電産<6594>、ブリヂストン<5108>も買われた。ヨコオ<6800>がストップ高、北の達人コーポレーション<2930>、THEグローバル社<3271>なども大幅高。東京個別指導学院<4745>、TOWA<6315>も値を飛ばした。ホシデン<6804>、薬王堂<3385>も買い優勢だった。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、ファストリ <9983> 、京セラ <6971> 、信越化 <4063> 、ブリヂストン <5108> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約46円。 一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファナック <6954> 、ソフトバンク <9984> 、KDDI <9433> 、アステラス <4503> 、エーザイ <4523> 。押し下げ効果は約47円。 東証33業種のうち上昇は5業種のみで、上昇率の上位から(1)ゴム製品、(2)その他製品、(3)精密機器、(4)鉱業、(5)電気機器。一方、下落率の上位5業種は(1)保険業、(2)水産・農林業、(3)非鉄金属、(4)化学、(5)銀行業。 ■個別材料株 △ルーデン <1400> [JQG] ビットコインでの不動産決済サービス開始へ。 △インタスペス <2122> [東証M] 女性向けメディアサービスのロケットベンチャーを買収。 △東京一番 <3067> 早朝の報道番組で取り上げられる。 △アクロディア <3823> [東証2] 中国最大の決済サービス「アリペイ」の提供開始。 △アイリッジ <3917> [東証M] 「ワールドビジネスサテライト」で電子地域通貨が紹介。 △ナノキャリア <4571> [東証M] セオリアファーマとの提携検討開始。 △カイオム <4583> [東証M] ヒト化DLK-1抗体に関する日本特許を取得。 △寺岡製 <4987> [東証2] 「EV・HEV 駆動システム技術展」に出展。 △ヨコオ <6800> 5G関連銘柄としてSMBC日興証券が新規に買い推奨。 △京阪神ビル <8818> ストラテジックキャピタルが5%超保有株主に浮上。 ▼東海カ <5301> 大和証券がレーティング「3」へ引き下げ。 ▼ファルテック <7215> 不適切な会計処理の疑義判明を発表。 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)アゴーラHG <9704> 、(2)ヨコオ <6800> 、(3)東京一番 <3067> 、(4)北の達人 <2930> 、(5)インプレス <9479> 、(6)グローバル社 <3271> 、(7)竹本容器 <4248> 、(8)東京個別 <4745> 、(9)TOWA <6315> 、(10)新川 <6274> 。 値下がり率上位10傑は(1)SKジャパン <7608> 、(2)モリテック <5986> 、(3)ファルテック <7215> 、(4)ブロンコB <3091> 、(5)リコー <7752> 、(6)イソライト <5358> 、(7)ネオジャパン <3921> 、(8)津田駒 <6217> 、(9)東海カ <5301> 、(10)ミタチ産業 <3321> 。 【大引け】 日経平均は前日比104.97円(0.44%)安の2万3763.37円。TOPIXは前日比13.96(0.74%)安の1876.86。出来高は概算で18億2075万株。値上がり銘柄数は371、値下がり銘柄数は1625となった。日経ジャスダック平均は4129.81円(20.07円安)。 [2018年1月18日] 株探ニュース