京都大学が、仮想通貨XRPの台帳であるXRP Ledgerのバリデータの運用を開始したとのことです。
バリデータとは?
バリデータ(Validator)とは、入力されたデータが仕様に沿って適切に記載されているかを判断し、不適切な箇所があった場合にはエラーとして通知するバリデーション(validation)を行う機能、ソフトウェアのことです。
仮想通貨におけるバリデータとはトランザクションを承認する人という意味で利用されることが多く、PoC(Proof of Concensus)のバリデータ作業で報酬を得ることも可能とのことです。
XRPの分散型台帳のバリデータ(ネットワーク承認者) には、世界的な企業や大学が複数参加しており、分散化が進んでいます。
XRP Ledgerの拡大に期待高まる
日本の大学では、京都大学が初めての事例になるとのことです。
リップル社の吉川絵美氏は次のように述べています。
「ブロックチェーンでも、中立的な存在の大学組織がバリデータとなって安定的で健全なネットワークの核となっていくことは非常に重要です。」
出典:https://twitter.com/Ripple
今回の京都大学での試みを皮切りに日本の大学でのXRP Ledgerの立ち上げの事例が拡大していくことが期待が寄せられています。
今回の発表が行われた場所は、リップル社が13日に実施した京都大学でのセミナー「Rippleのブロックチェーン技術と国際送金革命(Ripple’s Blockchain Technology and Global Transformation )」です。
京都大学は東京大学とともに7月29日に、米リップル社が展開する大学ブロックチェーン研究イニシアチブ(University Blockchain Research Initiative)に参加しました。
11日には、東京大学でもセミナーが開催され、ブロックチェーン技術がどのように国際決済に変革をもたらすかについての講義が行われたとのことです。
京都大学と東京大学は連携して共同研究や学術活動を行っているとのことです。
京都大学はブロックチェーン研究を行う学生への奨学金支援なども実施すると発表しており、日本のトップ国立大学でのブロックチェーン研究がさらに加速していくきっかけになる可能性も考えられます。
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