ビットコインは29日、100万円の大台を突破しました。
3度目のトライで100万円を抜け、わずか2分間で1万5千円の高騰、前日比4.1%の102万円台を記録しました。
半減期を目前に控えたビットコインのハッシュレート推移や採掘難易度調整などの各指標でも、大口マイナーらの強気姿勢の維持を指しており、100万円の大台の突破の後押しとなりました。
出典:https://www.tradingview.com/symbols/BTCUSD/?exchange=COINBASE
株式市場は大幅下落
新型コロナウィルスの感染拡大が中国経済にマイナス影響への懸念が高まり、株式市場は大幅下落しました。
新型コロナウィルス感染が世界的な拡大の他に、中国の春節も重なったことでさらに影響が拡大するとの警戒が強まっています。
特に旅行関連株が急落したことを受け、株式市場は450ドル以上下落しています。
その一方で、ビットコインへの資金流入が増加し、株式市場との逆相関の現象が起きているとのことです。
ビットコインのパフォーマンスは株式市場を上回っており、一部の専門家はビットコインが安全資産としての需要を引き寄せていると指摘しています。
さらに伝統的な安全資産である金の、今週の上昇はわずか0.65%にとどまっています。
一方では慎重論派も
しかし、ビットコインが安全資産であるという理論は、必ずしも強いものではありません。
現時点で新型コロナウィルスがビットコイン価格を押し上げているものの、先週の金曜日まではウィルスはビットコイン価格を押し下げるという予想でした。
実際、中国当局が武漢を事実上封鎖した1月23日の少なくとも2週間前にはビットコインは7000ドル以下で取引されていました。
著名アナリストであるアレックス・クルーガー氏や、DefinerのCEOであるジェイソン・ウー氏などによると、ウィルスの流行は最終的には仮想通貨市場に悪影響を及ぼす可能性があるとのことです。
中国人個人投資家が長期休暇の旧正月の直前に現金化した仮想通貨が再び、仮想通貨市場に戻るかは不透明な状況です。
今回のビットコインの急騰が短期的なものに終わるのか、当面の間はビットコインと株式市場の動きには注意が必要です。
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