以下は、フィスコ客員アナリストの大石哲之(「ビットコイン研究所)」代表、ツイッター@bigstonebtc)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2020年2月3日に執筆
ビットコインほか仮想通貨の足元が好調です。
ビットコインは今年にはいり7,000ドルから上昇を始め、現在9,200〜9,400ドル付近で推移しています。ビットコインの半減期が意識されているといわれており、5月頭を予定している半減期までにどの程度まで値をあげるかが注目されています。
過去の半減期相場が参考になります。2016年にあった半減期では、半減期の1ヶ月半ほどまえの5月後半から上昇。400ドルから800ドル付近まで上昇しましたが、反落。7月9日の半減期の日は630ドル付近でした。
昨年半減期をむかえたライトコインも1ヶ月前くらいから急上昇。半減期当日には冴えない結果となりました。
こうした過去事例から考えるに、本当の半減期を意識した相場は3月半ば〜4月に入ってからとも考えられます。
足元は強さを感じるものの、やや上値が重く、昨年からの1万ドルへのトライが成功していないこともあり、一旦調整に入る可能性も否めません。しかし、ちょっとしたキッカケでの上値に飛ぶこともあり、ショートでインするよりは、押し目を拾っていくほうが確実でしょう。
他にも今年は半減期を意識した銘柄に思惑買いがはいっています。ビットコインキャッシュ(BCH)は、200ドルから、一時期400ドルをつけるなど倍増。こちらはビットコインより先の4月頭に半減期を迎えます。
イーサリアムクラシック(ETC)は、4.5ドルから12ドルと、大幅な上層をみせています。こちらは半減期ではありませんが、供給量が20%減るイベントを約2ヶ月後に控えています。こうした銘柄が相場を引っ張ることで、足元好調がつづいています。
当面は半減期銘柄への物色が続くとおもわれますが、ビットコインより先にイベントを迎えますので、そこからビットコインへスイッチするというのが多くの投資家の戦略でしょう。同じようなことを考えているひとが多い場合、逃げ遅れは禁物です。アルトコイン半減期の深追いはほどほどに。
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執筆者名:大石哲之(Tetsu ‘BIGSTONE’ OISHI)
ブログ名:ビットコイン研究所
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