週末の仮想通貨市場は再び大きく下落しました。
米国株式市場が続落する中で、9,000ドルのサポートラインで下げ止まり底堅い状況が続いていたビットコインですが、週末にこのサポートラインを次々と割り込み、下げ幅は10万円を超えています。
7日に9,100ドル台を推移していたビットコインですが、9日に一時8,200ドルを下回るほど急落しました。
仮想通貨市場の各銘柄の下落率は、ビットコインが7.2%、イーサリアムが12.8%、リップルが12.2%とのことで、アルトコイン市場も前面安の状況です。
出典:https://jp.tradingview.com/symbols/BTCUSD/
新型コロナウィルスの影響、依然大きく
週末にかけての下落は、やはり新型コロナウィルス関連の影響を大きく受けた模様です。
ニューヨーク州での非常事態宣言や、イタリアでの死者数増加で北部地域が閉鎖のニュースが伝えられると200日移動平均線を割り込みました。
大口のロスカットが報じられたこともあり、大きく値を下げました。
今週末の大幅下落にも関わらず、次週には大幅急騰する可能性も示唆されています。
現在の動向は、2019年10月25日にビットコインが、7,400ドルから10,500ドルに急騰した時の状況によく似ているとの見方があるからです。
相対力指数(RSI)から見えるビットコインの動向
4時間足の相対力指数(RSI)は31を示しており、ビットコインは売られすぎの状況にあると言えます。
歴史的に見ると反発する前までに30を下回るだろうと予想されています。
1時間足で見ると、RSIは18.62を示し、さらに売られすぎの状況が顕著になります。
これは2月15日以来の売り圧力が強い状況です。
この段階で反発に転換することを期待する人もいるでしょうが、RSIはここ2週間以上の期間、旋回を続けており、ビットコイン価格は9,700ドルから8,400ドルの間を彷徨っています。
ビットコインは、依然として新型コロナウィルスの感染拡大により失速するグローバル市場の影響を大きく受けているようです。
今後のしばらくは動向を注意深く見守る必要がありそうです。
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