トランプ政権と与野党は25日、新型コロナウィルス対策として2兆ドル(約220兆円)規模の景気刺激策で最終合意しました。
米GDPの1割に相当する巨額の経済対策
2兆ドルは米国GDP(21兆ドル)の約1割に相当し、2008年の金融危機後の経済対策7000億ドルを大きく上回ります。
国家経済会議委員長のクドロー氏は「単独の経済対策としては過去最大である。米国連邦理事会(FRB)に新たに4兆ドルの資金共有能力が生まれる。」と述べ、景気刺激効果は6兆ドルに相当するとしています。
米国株式、日経平均上昇
出典:https://jp.tradingview.com/symbols/BTCUSD/
米国の巨額景気対策が合意の方向に進み始めたことを好感し、NYダウがは2,000ドルを超える急騰を見せる中、ビットコインもじりじりと値を戻しました。
25日午後、米与野党の合意が報じられると、日経景平均や上海株式市場が大きく上昇し始めビットコインも急騰しました。
日経平均が市場最大の上げ幅を記録するとビットコインは7,000ドルの水準に近づきますが、跳ね返され6,500ドル台に値を戻しました。
その後再び、じりじりと上昇し、現在は6,700ドル台で取引されています。
トランプ政権の2兆円という巨額な経済刺激対策の影響で市場に、先行きに対する安心感が広がったようです。
しかし、新型コロナウィルスの感性拡大の猛威はいまだ衰えを見せておらず終息の目処は立っていないのが現状です。
今後、米国に続き各国が経済対策を打ち出すことが予想され、各国の動きにも注意していく必要があります。
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