ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

※広告非表示の他にも、みんかぶプレミアム会員だけのお得なサービスが盛りだくさん!

みんかぶプレミアムとは みんかぶプレミアム会員になる すでにプレミアム会員の方はログイン

【Solana Breakpoint レポート】2021年ソラナの近況振り返り

2021/11/17 18:00
Coin Choice

【Solana Breakpoint レポート】2021年ソラナの近況振り返り

ソラナ(Solana)のカンファレンス「Breakpoint」が、11月7日から10日にかけてポルトガルのリスボンで開催されました。これはソラナの2回目(1回目はSolcon)のカンファレンスで、世界中から多くの人が集まりました。初日のオープニングの直後には、創業者のアナトリー・ヤコベンコ(Anatoly Yakovenko)氏とラジ・ゴカール(Raj Gokal)氏による、「State of the Network」というセッションでネットワークや開発者コミュニティ、エコシステムなどの観点でソラナの最新の全体像やゴールやビジョンを共有するセッションが行われました。

ソラナ(Solana)のネットワーク

#
現状ソラナのブロックタイムは400ミリ秒、手数料は0.000005 SOLと安く早くトランザクションが実行でき、ノードの数は2,000以上に分散しています。ノードの分散性の面では大先輩であるビットコインは12,000以上のノードがあり、ソラナも100,000を目指していています。そこまで分散させながらネットワークを支える技術もあるが、一番大変なのはネットワークに参加してくれる人たちを巻き込んで行く部分だとヤコベンコ氏は述べています。

これまでのトランザクション数は379億で、この中にはバリデータの投票も多く含まれていますが、実際のユーザーによる通常のトランザクションも増えています。ソラナのユーザーに親しまれているブラウザウォレットのファントムも最近100万アクティブユーザーに到達し、実際にユーザーが増えている様子がうかがえます。

ソラナ(Solana)の分散性について

#
ヤコベンコ氏が考える分散性のトリレンマとして、①ネットワークを破壊するためのコスト(ノードを全部潰す)を最大限に引き上げる、②人々がリアルタイムでブロックチェーンを使うことを検閲したり止めたりするコストを上げる、③ハードウェアのコストを下げる、の3つを挙げ、ソラナは①と②を選択したと述べています。言い換えると、より大変な選択となったわけですが、耐検閲性の核となる部分がより効果的になるということで、きちんと進めることができれば1億人、10億人にブロックチェーンの利便性を届けることができると語りました。

ソラナ(Solana)エコシステムの拡大

エコシステムも今年一気に拡大しました。2021年3月時点では下記のようなエコシステム模様でしたが、約半年後の2021年10月には一枚のスライドにはロゴが入りきらないほどに大きくなりました。数でいうと60から270程度に広がっています。

#
日本でも注目度が高いNFTにおいても9月中旬以降急拡大しています。メタプレックス(Metaplex)のデータによると220万個のNFTが過去3か月で発行されており、1週間の取引量は3,200万ドル(約36億円)となっています。分散型音楽プラットフォームのオーディウス(Audius)もエコシステムの中で急拡大しているプロジェクトで、イベント当時からカウントした過去30日間で700万近くのユニークユーザーとなっています。 

ソラナ開発者も増加しています。2021年始めには300名程度だったところから、11月には約1,800名へと増えており、特に8月頃からの急上昇が目立ちます。ソラナは2021年に3回ハッカソンを開催し、これを通じてエコシステムを拡大しています。今年1回目のハッカソンでは50チーム程度の参加でしたが、直近の「IGNITIONハッカソン」では570チームが参加し、多くのプロジェクトが出資を受けたりしながらプロジェクトを進めています。今後さらに100万人以上の開発者を目指し、10億以上の利用者を目指すとラジ氏は語っています。

エコシステムに対する投資も20億ドル以上を目指すとのことです。現状「Solana Ventures」や「Lightspeed」などから1億ドルのゲームファンドが組成されており、その他企業などによるさまざまなファンドもソラナエコシステムに対して4.3億ドルのファンドがコミットされています。

「Solana Foundation」自体も170万SOLで130以上のグラントを出しており(大きく見えるものの、SOLの価格がとても安かった時期に出されたグラントが多い)、「Solana Ventures」は2.5億ドルの出資を行っており、「Solana Labs」も開発者ツールなどへの支援を行っています。

ソラナ(Solana)の今後の展開は?

ソラナのラジ氏は過去にツイッターで「ソラナのロードマップは(エコシステムをつくる)ビルダーたちによって決められるものであって、Breakpointでもロードマップの発表はしない」と述べていた通り、今後の方向性については言及せず、エコシステムの鍵となる主要なプロジェクト(Serum, ファントムウォレット、メタプレックス、アーウィーブ、Neon Labs、ブレイブブラウザ)を紹介しました。

スライドとスピーチを含むこのセッションの全ての内容は下記から視聴可能です。

【こんな記事も読まれています】
ソラナ(Solana)とは?秒間5万トランザクションを処理できるブロックチェーン
ソラナ(Solana)がIGNITIONハッカソンの結果を発表、最優秀賞はKATANA
ソラナ(Solana)の注目分散型金融(DeFi)アプリコットファイナンスとは?

配信元: Coin Choice

暗号資産(仮想通貨)最新ニュース

NEW25/05/19 (月) 13:15

【5月22日開始】「魁 三国志大戦」NFTパック、100個限定販売へ

SBINFTLANCHPADにて、「魁三国志大戦-BattleofThreeKingdoms-」で使用可能な武将カードNFT5枚と交換できる『コラボ・スペシャル武将パック(NFT)』が販売されます。SBIN[&#8230...

NEW25/05/19 (月) 10:15

ビットコイン急騰で10万6500ドル突破、1月ぶりの最高値更新なるか?| ETF流入・インフレ懸念が後押しか

ビットコイン(BTC)の価格が、過去最高値に迫る勢いを見せています。本日19日には一時106,500ドルを超え、今年1月に記録した108,786ドルの最高値が視野に入ってきました。この背景には、複数の要因が絡み合っている...

NEW25/05/19 (月) 10:15

コインベース個人情報流出で物理的襲撃リスク増大か|高まる暗号資産長者へのセキュリティ需要

多額の暗号資産を保有する投資家を狙った誘拐や強盗といった物理的な脅威が世界的に急増しており、個人向けセキュリティサービスの需要が高まっています。セキュリティ専門家は、暗号資産投資家からの予防的な対策に関する問い合わせが増...

暗号資産(仮想通貨)ニュースを全て見る

暗号資産(仮想通貨)最新コラム

NEW25/05/19 (月) 09:01

2025年5月19日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

5月19日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはThe Graph、下落率トップのはBoba Networkでした。なお、過去7日間において、 Boba Network が +14.51%の上昇。

25/05/18 (日) 09:01

2025年5月18日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

5月18日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはPalette Token、下落率トップのはBoba Networkでした。なお、過去7日間において、 Boba Network が +20.33%と大きく上昇。

25/05/17 (土) 09:01

2025年5月17日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

5月17日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはBoba Network、下落率トップのは0xでした。なお、過去7日間において、 Boba Network が +44.60%と大きく上昇。

暗号資産(仮想通貨)コラムを全て見る

関連通貨

通貨名 価格 24H変動比
SOL/BTC 0.001571 -0.000057 (-3.52%)
SOL/JPY 23,880.6 -939.2 (-3.78%)

おすすめ仮想通貨取引所

  • Coincheck
    27種類の暗号資産が約500円から購入可能

    東証1部上場のマネックスグループの取引所 23仮想通貨へ約500円から投資可能!人気のアプリはダウンロード累計326万

  • DMM Bitcoin
    アルトコインのレバレッジ取引が魅力!

    FXサービスで培った使いやすく見やすいスマホアプリが特徴。チャート4分割やスピード注文で快適な取引を実現!

  • GMOコイン
    アルトコインを空売りできる取引所

    ビットコインFXのスプレッドが国内最狭水準で提供!いつでも買いたい時に買いたい値段で取引が可能