監査、コンサルティング、税務、アドバイザリーサービスを行うDeloitte社が、自然災害や公衆衛生上の緊急事態からの復旧を改善するためにAvalancheを活用すると明らかになった。
Deloitte社は、Avalancheを開発するテクノロジー企業のAva Labsと戦略的提携を結び、Avalancheブロックチェーンを活用した新しい災害復旧プラットフォームを実現する。今回開発されるプラットフォームの名称は「Close As You Go(CAYG)」で、州や地方自治体の職員が連邦緊急事態管理庁(FEMA)への災害補償申請を簡素化し、合理化するのに役立つようだ。また、州政府や地方自治体が災害における資金調達の適格性を証明するために、救済の手続きを簡素化し必要な書類を集約して検証する準備を整え、将来的に不利な監査結果が出るリスクを軽減する重要な役割を果たすという。
Avalancheブロックチェーンを使用して、分散化された透明性とコスト効率の高いシステムを州や地方自治体の職員に提供し、不正、無駄、乱用を最小限に抑える。また、Avalancheのブロックチェーン技術が提供する安全な環境は、必要な書類を迅速に収集、処理、認証し、最終的に連邦政府の災害請求の精度を向上させる。Avalancheは環境に優しいプラットフォームであり、Deloitte社のグリーンテクノロジーへの取り組みにも合致しているという。
Ava Labs社の社長であるJohn Wu氏は、「CAYGは、ユーザーフレンドリーなインターフェースを備えており、州政府や地方自治体が大規模な請求処理ではなく、復興に集中できるよう支援している。また、Deloitteと密接に協力して、安全で有益な技術を全国のコミュニティに提供できることを誇りに思う。」と述べた。
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