ステイクテクノロジーズが開発する日本発のパブリックブロックチェーン「Astar Network」は28日、約25億円(2,200万ドル)を調達したと発表した。
今回の資金調達では、Polychainをリード投資家に迎え、Crypto.com Capital、Alameda Research、Alchemy Ventures、などの大手暗号資産(仮想通貨)ファンドのほか、Ethereum、Polkadotを創業したGavin Wood氏、プロサッカー選手の本田圭佑氏、Quantstampの創業者であるRichard Ma氏などの個人投資家が参加したようだ。
Astar Network は、2021年の12月にポルカドットのパラチェーンとなった。AstarはEthereum Virtual Machine(EVM)とWebAssemblyの両方をサポートしており、開発者は既存のSolidityコントラクトだけでなく、Polkadotネイティブのスマートコントラクトをデプロイすることができる。また、Build2Earnプロトコルと呼ばれる開発者にインセンティブを与える機能もサポートしている。
今回調達した資金で、数年間の開発費用としてチームをグローバルにより一層拡充するという。また、Web3、クリプトの事業を多角化しAstarを数兆円のネットワークにするために全力を尽くしていくようだ。ステイクテクノロジーズのCEOである渡辺創太氏は自身のnoteで、「Astarは複数のL1チェーンを接続し、複数のスマートコントラクト仮想マシンをサポートすることで、マルチチェーンスマートコントラクトハブとなる予定です。」と述べた。
同日28日には、コインチェック株式会社が、Web3.0時代を牽引するスタートアップを支援するプログラム「Coincheck Labs」を開始すると発表したうえで、出資第1号に「Astar Network」を手がけるステイクテクノロジーズが選ばれた。出資額については明かされなかった。
そのほか、Astar Networkのトークン「ASTR」は現在、Huobi Global、OKEx、Gate.io、Kraken Global、KuCoinに上場している。今後の同社及びAstar Networkの動向には国内外で注目が集まりそうだ。
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