英政府がステーブルコインと中央銀行デジタル通貨のプロジェクト「Millicent」に助成金を付与しました。
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)が主催する「UKRI Innovate UK SMART Award」は、英国内で最も競争率が高い助成金プログラムとして知られています。
Millicentの選出理由は下記です。
- “「Millicentは、私たちの銀行や支出の方法を変える可能性のある、ゲームを変えるプロジェクトです。その影響は、英国銀行が支援する英国システムへの道を開く可能性があるため、英国にとって、財政的、社会的、技術的に非常に重要である可能性があります。 -引用元:CRYPTO BRIEFING」”
Millicentは、同助成金プログラムの中でステーブルコイン及びCBDC分野として初の選出プロジェクトとなります。
DAGベースのコンセンサスとCosmos SDKベースのブロックチェーンを組み合わせた独自のハイブリッド構造で構築されているMillicentは、Cosmosエコシステムの中で高速なネットワークとして設計されており、VISAネットワークの6倍の速さでトランザクションの処理を可能とします。
イングランド銀行(中央銀行)と大蔵省は2030年までにCBDCをローンチ予定としており、今後CBDC開発にMillicentが関与していくことが推察されます。
政府によるデジタル通貨導入はイギリスだけでなく、中国、インドでも進行中です。
中国では、デジタル人民元の利用が一部で導入されており、ウォレットアプリや給与支払いシステムの開発・導入も実施。
また、先日インドのニルマラ・シタラマン財務大臣は、国内でのデジタルルピーの導入を検討していると発表しています。
インドが暗号通貨やNFTに対しての所得税率30%を計画。デジタルルピー導入も進む
記事ソース:Medium、CRYPTO BRIEFING、U.Today
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