香港を拠点とするWeb3.0 企業Animoca Brandsは15日、日本における戦略的子会社「Animoca Brands 株式会社」(Animoca Brands KK)を2021年10月25日に設立したことを発表した。
公式の発表によると、Animoca Brands KKは、大手出版社、スポーツ競技団体、アスリート、アーティスト、ゲーム会社などの日本の知財やコンテンツ(IP)ホルダーが世界に直接コミュニティを作り、グローバルでファンを獲得し、トラフィックを創生することを支援する目的で設立された。
具体的には、ブロックチェーン技術を活用したプラットフォームを構築・提供するようだ。日本の知財・IP ホルダーが Web3.0 のエコシステムの中で自ら NFT(非代替性トークン)やトークンを発行できる仕組みを提供し、ファンとのコミュニティを構築し成熟化させていくことを支援する。
Animoca Brands KKは 2022年1月に、シードラウンドとしてMCPアセット・マネジメントが組成したIPX1号ファンドから500万ドル、Animoca Brandsから500万ドルの計約1000万ドルの資金調達を完了した。IPX1号ファンドには、講談社、西日本鉄道、三井住友信託銀行などが参画している。今後Animoca Brands KKは、日本における事業拡大に取り組み、Web3.0時代に日本と世界をつなげることを使命としてビジネスを展開していくという。
親会社のAnimoca Brands は、Axie InfinityやStar Atlasなどのブロックチェーンゲームのほか、香港を拠点に世界各地の150 以上のメタバースやNFT企業、DeFi、仮想通貨ウォレットなどのプロジェクトに投資を行っている。2022年1月には3億5900万ドルの資金調達を完了し、企業評価額50億ドル超のユニコーンとして成長を続けている。
Animoca Brands共同創業者Yat Siu氏は、「Animoca Brands Japanは、日本のIPオーナーの皆様がオープンメタバースでWeb3.0の新しい製品やサービスを提供できるよう、パートナーとして活動していきます。」と述べた。
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