前払式支払手段の日本円連動ステーブルコイン「JPYC」を取り扱うJPYC株式会社は18日、Astar Networkのチェーンに対応したと発表した。
JPYCは、Ethereum、Polygon、Shiden Network、Gnosis、Avalancheで利用できるが、決済手段としての利便性を高めるためには対応ネットワークの拡張に力を入れている。今回、Astar Networkのチェーンに対応したことで、JPYCユーザーは簡単にAstar Networkのエコシステムに参加できるようになる。JPYCをAstar Network上のエコシステムで発行・流通させることで、決済手段としての価値が向上させ、対応ネットワークの拡張による利便性も高めていく。
今回、Astar Networkのチェーンに対応したことを記念してAstar NetworkのASTRトークンのプレゼントキャンペーンを実施する。JPYC販売所にてJPYC on Astar Networkを購入した先着10,000名に4月18日から1回あたり1ASTRを配布するようだ。ASTRは、大手仮想通貨取引所のバイナンス、Huobi GlobalやGate.io、OKEx、に上場している。
JPYC社は、2021年1月に日本初のERC20による前払式支払手段としてJPYCを発行した。JPYCはJPYC社が運営するJPYC Appsにて1JPYC=1円で利用できるが、暗号資産ではないことから暗号資産交換業登録は行っていない。
Astar Networkは、2021年の12月にポルカドットのパラチェーンとなった。Astar Networkは、Polychainのほか、Crypto.com Capital、Alameda Research、などの大手暗号資産ファンド、Ethereum及びPolkadotを創業したGavin Wood氏、プロサッカー選手の本田圭佑氏、などから資金を調達している。また、15以上の新規プロジェクトが4月中に同ネットワーク上で立ち上がることも発表している。
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