テリロジー<3356.T>が一時8.5%高の1750円に買われたほか、インテリジェント ウェイブ<4847.T>も約8%の上昇、トレンドマイクロ<4704.T>、デジタルアーツ<2326.T>、ソースネクスト<4344.T>などサイバーセキュリティー関連の一角が買いを集めている。 イスラエルのサイバーセキュリティー大手企業チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーの日本法人が前週発表したところによると、18年上半期に発生したサイバー攻撃では、ネットにつながる端末の処理能力を盗み仮想通貨をマイニングする「盗掘」や、クラウドをターゲットにした攻撃が深刻化していることが判明している。これを受けて、セキュリティー関連銘柄の活躍期待が改めて株価に反映されている。また、米ホワイトハウスは前週末28日に、日米が協力して推進している「自由で開かれたインド太平洋戦略」の具体策を発表、そのなかで、太平洋諸島の国々におけるサイバー攻撃への対処能力の向上を支援する計画も掲げられており、米国との協業で同分野における日本企業の実力にも注目度が高まっている。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:minkabuPRESS