ニュージーランドの警察当局は、1月にハッキング事件が発生した仮想通貨取引所クリプトピアがいつでも再開できるとコメントした。
現地メディアのニュージーランド・ヘラルドが13日に報じた。ただクリプトピアのサイトは依然としてメンテナンス中だ。
報道によれば、警察当局はクリプトピアのオフィスで必要な作業の大部分を完了しており、クリプトピアの経営陣はオフィスにアクセスできる状況だという。
警察当局の捜査担当者は、クリプトピアの業務再開を妨げる考えはないと述べた。
ただクリプトピアのウェブサイトは記事執筆時点では再開している様子はなく、メンテナンス中であると表示されている。
クリプトピアのツイッターアカウントも1月以来、更新されていない。
ニュージーランド・ヘラルドによれば、捜査担当者はハッキングによって流出した仮想通貨がどのくらいなのかについてはコメントを拒否したという。
流出額については、ブロックチェーン分析企業のエレメンタスが最初のハッキングで1600万ドル(約17.5億円)が流出したとの分析を出している(同社は、その後、2度目の流出が発生した可能性を指摘している)。
ニュージーランドの警察当局は2月7日の発表で、事件の背後にいるハッカーの特定に焦点を当てており、ハッキング事件の捜査は「順調に進んでおり、いくつかの分野で進展があった」と報告している。
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