昨年、ビットコイン(BTC)価格の強気予想を連発したファンドストラッドの代表トム・リー氏が帰ってきた。
しかし、今年は少し控えめなようだ。
22日にクリプトマーケットニュースが投稿したユーチューブによると、リー氏は、今年の年末のビットコイン価格は現在よりは高くなると予想した。
「2019年は回復の年になる。(今年の始まりの価格である)3900ドルで終わるとは思わない。もっと高くなると思う」
リー氏は、その理由としてまず世界の株式市場が上昇傾向にある点を指摘。
「昨年は世界の株式相場が下落してビットコインも下落した」ことに加えて、「ドルもあまり上昇していなかった」ため、リスクを取りに行くムードではなかったという。
またリー氏は、テクニカル面もポジティブだと主張。
伝統的な金融市場で重要なサポートと考えられている200週移動平均線で反発を繰り返しており、ビットコインにとっても重要なサポートになるだろうと解説した。
最後にリー氏は、ビットコイン対する信頼性が高まってきていると指摘。
例えば米大手銀行JPモルガンが発表したJPMコインなどは、デジタル通貨の利用ケースを示したものであると述べた。
その上でリー氏は、「ビットコインETFが今年認可されるとは思わないが、それがなくてもビットコインは今年うまくやるよ」と話した。
ビットコイン強気派として知られるリー氏は、去年8月、コインテレグラフ日本版のインタビューに答え、仮想通貨プラットフォームであるバックトのニュースが出たことでビットコインETFの重要度が下がったと指摘。
ビットコイン価格は年末にかけて2万ドル以上になるというこれまでの見方を示した。
その後、昨年12月にリー氏は、「ビットコイン適正価格は1万3800~1万4800ドル」と分析。
ただ同時に「目標価格に関する質問にはうんざりしていると受けて止めてくれ」と発言し、しばらく個人としての価格予想を行わなかった。
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