80万円が遠い

週末のビットコイン(BTC)相場は上値の重い展開。週末に若干の戻りを見せたが、結局80万円に戻せず失速、しかし7000ドルは割れず、どっちつかずの展開が続いている。

米FOMC・英総選挙・米中関税引上げ期限といったイベントをこなし、最終的には米中合意期待でリスクオンの買いに傾いていたBTC相場だったが、英保守党が勝利し米中第一段階合意が伝わると、当初はNYダウが史上最高値を更新するなど市場はリスクオンで反応。しかし、その後はSell the Fact気味に反落する展開。BTC相場も80万円手前で失速すると上値を重くし始めた。

トランプ大統領の弾劾が下院司法委員会で可決したことやカナーンのADS(預託証券)が11月20日の上場から4割下落したことなどもあり、さらに上値を重くすると、ずるずると76万円台まで値を崩した。

しかし、7000ドルを前に下げ止まるとフィデリティ子会社がETH取扱いに前向きな姿勢を示したこともあり、下げ止まりを見せている。

 

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