金曜日のビットコインの急落から連休が開けた本日火曜日。

なんとビットコイン価格は44万円台で推移しています。

この反発の強さを予想できた人は、金曜日には少なかったのではないでしょうか。

いわゆる『セリングクライマックス』となり、大量のロスカットが一巡した後に、買いしか発生しなくなったのでしょう。

30万円台は実質1日ほどしか無かったため、現状のビットコイン価格は40万円台前半が居心地が良い水準ではないでしょうか。

 

ビットコイン円(BTC/JPY) 4時間足チャート

 

それにしても、金曜日の夜の切り返しの強さには驚きました。

人民元との取引ではなく、取引所が9月末で閉鎖というニュースが報じられましたが、このことから「今のうちにビットコインを買っておかなければならない」という中国人の巨大な実需が価格を押し上げたのではないかと考えております。

チャートはダブルボトムを打ち素早い切り返しを見せたために、買おうとしていた投資家が一斉に買いに動いたというのもありそうですね。

筆者は金曜日から週末にかけて、何人かの投資家と話しましたが、皆、金曜日の朝まではポートフォリオが痛んでなかったものの、朝の下げで一気にやられたとのこと。

しかし、一様に40万円台への切り返しで資産は回復し、むしろプラスに転じた投資家も多いようです。

金曜日には、某取引所へ訪問する機会があったのですが、当日の朝の入金ラッシュがいつもの比ではないほどあったと聞きました。

レバレッジ口座が痛み入金を迫られた投資家も多いと思いますが、やはりこの暴落のチャンスに一気勝負に出たという人も相当数いたように思えます。

結局、『ビットコインの暴落時は買い』というロジックは有効だということが証明され続けていますね。

最大のリスクはマイニングの禁止

 

さて、この反発から中国リスクは去ったように思われますが、筆者はマイニングの禁止を非常に懸念しています。

というもの、ビットコインの中国での取引高はかつてより大きく減少しており、今の取引高のシェアは日本が50%を占めるほどに成長しています。

出所:cryptocompare.com

 

少し前まではm日本と米国が並んでいたのですが、一気に突き放していますね。

FXの取引高世界一は日本ですから、商品性が似ているビットコインの人気が広がりやすいのでしょう。

中国の取引高シェアは、以前は80%以上ありましたが今は10%以下に低下。

つまり、中国の取引所規制での暴落は一過性に過ぎないということになります。

しかし、マイニングとなると話は違います。

マイニングは、電気代が安い中国(日本の7分の1ほど)がメインプレイヤーであるため、もし規制されてしまうと最悪の事態が発生するといえます。

中国のハッシュパワーは70%以上あると言われていますので、もしマイニングも禁止されると30万円を軽く割り込んでしまうでしょう。

70%のハッシュパワーを補えるだけのマイナーが直ぐに出現することは、考えられないですし、ビットコインの送金コストが上がり使いづらくなることが想像できるからです。

ただ、このニュースに関しては噂の段階であって事実確認ができておらず、当局やマイナーの声を待っている状態。

 

筆者の知り合いの情報筋(中国マイナーと繋がっている人)によると、問題ない、ということです。

 

ICO規制に乗じてビットコインを通じた資産流出を懸念している中国ですから、資産が増加するマイニングを規制するとは思えませんが、この件に関しては最大のリスクとして捉えておきたいと思います。

 

現在の筆者のポジションはニュートラル。

デイトレに徹して、緩やかな上昇トレンドを意識しながら短期売買を行っています、

アルトコインでは、月曜日にイーサリアムを拾って、Arkの参入を検討しています。

 

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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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