ビットコイン取引の活況を知るための指標として、アクティブアドレス数があります。

長期的に見ても、ビットコインのアクティブアドレス数は価格に連動する傾向があることが知られています。

出所:studio.glassnode.com

2016年の草創期から、ピークを迎えた2017年、そしてその後の急落まで、かなりの相関性があることが分かるかと思います。

注目していただきたいのは、2020年の春以降にアクティブアドレスの下限が引き上がっていることです。これは、新規のユーザーの方が利用しなくなったユーザーよりも圧倒的に多くなっていることが窺わせるものです。

直近のアクティブアドレス数は110万をマークしており、2019年の最高値100万を突破しました。これはユーザー数の増加はもちろんですが、新規マネーの流入が続いているとも考えられることから、ビットコインが150万円を突破する可能性を示唆しているとも考えられます。

 

なお、1BTC以上残高があるアドレスは2018年末に2017年のピークを越えており、直近では82万もあるほどです。

 

今週に入り、史上最高値を更新し続けていたゴールドは反落し、ビットコインも同じく反落しました。しかし、株高、コモデティ高、資産高相場は継続となっています。こうなると、インフレヘッジとしてやはりビットコインも買われるのではないでしょうか。その証拠に、しっかりと反発してきました。

米トランプ大統領は、新型コロナウイルスへの対応を批判されていますから、何としてでも経済を保つために大統領選挙まで、金融緩和を続けるのではないでしょうか。

そうなると、相対的にビットコインの価値は上がることになり、堅調な相場が続くことになりそうです。