12月8日から翌日9日にかけて、ビットコインは16万円下落しました。

現在は、192万円前後で推移しており、半値戻しを達成しています。値動きを見る限り、まだまだ堅調な相場が続きそうです。

ビットコインのアクティブアドレスを見ると、120万件を記録しています。

出所:glassnode

これは、2017年12月から1月前半の水準であり、その時の価格は200万円を超えていました。

ビットコインが高値水準を維持できるかどうかの、ひとつの参考指標となります。

では、いつものように出来高動向を分析していきましょう。

トレーディングビューの出来高プロファイルで、価格情報はビットフライヤーとなっています。

▼ビットコイン1時間足チャート

参考:TradingViewの出来高プロファイルの使い方や設定方法を図解

出来高取得期間:11月26日~12月10日

出来高が一番多くなっている価格帯は、急騰後にレンジ相場を形成していた200万円付近です。その上は一気に減少してますね。

下方向は195万円以下で大きく減少しており、この水準がレジスタンスとなっている可能性が高そうです。早期に195万円を回復できなければ、しばらく横ばいで推移する展開でしょうか。

▼出来高プロファイルの見方

※価格帯の一つが全体の出来高、色分けされている左側(黄色)が新規売り、右側(青色)が新規買いの比率。表示されている期間の7割の出来高が濃い色

TAOTAOのトレードブロッターをチェック

TAOTAOユーザーのポジション動向が分かる情報ツールである「トレードブロッター」を見てみましょう。

出所:trade-blotter.taotao-ex.com

銘柄はビットコイン(BTC/JPY)のレバレッジ取引。

左側が、TAOTAOユーザーの未決済ポジション。右側が指値情報となっています。

未決済ポジションを見ると、195万円以上の買いポジションが120BTC以上残っており、急落時につかまっているトレーダーが多いようです。これらは、相場が上昇した時に降ってくることでブレーキが掛かってしまいます。これだけを見ると、少し上値は重そうです。

一方で、売りポジションを見ると、ほとんどありません。急落後に半値戻しとなったことで、売り手は今後の展開を迷っているのではないでしょうか。