今週は330万円を中心に方向感のない値動きとなっているビットコイン。360万円に跳ねたかと思えばすぐに急落するも、300万円手前では急反発するという高値と安値付近では値動きが出やすい状況となっています。

今後のビットコインの先行きを出来高動向で分析していきましょう。

分析ソフトはトレーディングビューの出来高プロファイル。価格情報はビットフライヤーとなっています。

▼ビットコイン4時間足チャート

参考:TradingViewの出来高プロファイルの使い方や設定方法を図解

出来高取得期間:1月3日~1月28日

出来高が一番多くなっている価格帯は、先週下落した後の320万円~360万円となっています。400万円付近の出来高があまりないことに、少し意外感があります。

360万円付近の出来高が大きくなっていることから、25日に上昇した際に高値で捕まっている買いポジションの投げ売りが出た可能性が考えられます。

これを見ると、しばらくは320万円~340万円の間で推移しそうです。

そして、320万円を割り込むと大きく下に走る展開となりそうです。

▼出来高プロファイルの見方

※価格帯の一つが全体の出来高、色分けされている左側(黄色)が新規売り、右側(青色)が新規買いの比率。表示されている期間の7割の出来高が濃い色

TAOTAOのトレードブロッターをチェック

TAOTAOユーザーのポジション動向が分かる情報ツールである「トレードブロッター」を見てみましょう。

出所:trade-blotter.taotao-ex.com

銘柄はビットコイン(BTC/JPY)のレバレッジ取引。

左側が、TAOTAOユーザーの未決済ポジション。右側が指値情報となっています。

かなり閑散となっていることが分かります。相場が天井を打ったことで、デイトレードに切り替えたトレーダーが多いのでしょうか。

未決済ポジションを見ると、売り買いマチマチといったところです。判断が難しいですが、買いポジションで捕まっているトレーダーが一定数いることが考えられます。これらは、相場が上昇した時に降ってくることでブレーキが掛かってしまいます。これだけを見ると、やはり上値は重そうです。

海外取引所のレバレッジポジション動向を見ると、売り買いほぼ同じ比率となっています。

出所:bybt

これらを総合すると、目先は320万円~340万円のレンジ相場で推移しながら、徐々に上値が重くなっていく展開が予想されます。