ファイルコイン(FIL)が史上最高値(6466円)に迫ってきました。

先週は4500円台で推移していましたが、3月14日には6200円を超えるまで上昇する場面がありました。

◆ファイルコイン(FIL)

3月15日に仮想通貨市場が崩れましたが、ファイルコインの値動きはしっかりとしています。

この背景には、2つの要因が考えられます。

・グレイスケール投資信託の新規採用銘柄の候補
・ネットワークのアップデートが完了し、ガス代の9割削減に成功
・アップデートにより、ファイルコインのNFTネットワーク化の可能性

ここ最近は、エンジンコイン(ENJ)やチリーズ(CHZ)のように、NFTを材料として上昇する小型のアルトコインが目立っており、ファイルコインもその流れに乗ったと言えそうです。

また、DeFiがファイルコインネットワーク上でも実現可能かもしれないと、ネットワークのコア開発者が発言したことも大きいと考えられます。

なお、NFTとはゲームなどのカードや仮想空間の土地、デジタルアートまで、コレクターが欲しがる多種多様でユニークな有形・無形のアイテムを表すデジタル資産のことを指します。

他のNFTと明確に区別することができ、かつ簡単に検証できることがメリットです。ノン・ファンジブル・トークンの略称としてNFTと呼ばれています。

中国でもファイルコインが人気

中国や韓国でもファイルコインは注目を集めているようです。ウィチャット(We chat)には、ファイルコインとポルカドットの部屋が多いようで、中国人の2大注目アルトコインになっている模様です。

ファイルコインの1日の売買代金は、1500億円程度とトロン(TRX)やチェーンリンク(LINK)と同じ規模を誇ります。取引高シェアを見てみると、フォビグローバルがトップで全体の15%を占めており、続いてバイナンスが7%程度、次いでコインベースプロが入っています。

出所:CMC

米国のプロトコルラボ主体のプロジェクトにも関わらず、中華系の投資家がここまで入ってきていることは驚きといえます。4年前のイオス(EOS)の再来を彷彿とさせます。

まだ現在の価格で時価総額は3300億円程度ですが、ポルカドットは3兆円を超えており、伸びしろは十分過ぎるほどあるのではないでしょうか。