4月26日午前6時ごろ、直近の安値(511万円)を更新したビットコインは509万円まで下落。しかし、その後に反騰しました。

午前8時過ぎに、ニューヨーク証券取引所が、ビットコインETFの上場申請書を米証券取引委員会(SEC)に提出したと報じられていたため、このニュースに反応した可能性が高そうです。

◆仮想通貨のチャート

今年に入り、米国でビットコインETFは数多く申請されています。

2018年からビットコインETFを申請しているヴァンエック(VanEck)とシカゴオプション取引所(COBE)が提出しているETFは3月15日に審査が始まっています。

SECの審査期間は、審査開始日を基準に45日の検討期間が設けられています。しかし、45日で判断できない場合は延長が最大3回まで行われることになっており、この場合240日の審査期間があることになります。

過去のビットコインETFの審査の際には、何度も審査期間が延期され、申請者が取り下げたり否認されてきました。

2019年には、取引所の出来高水増しなどの不正や価格操作に対する懸念。また、流動性やカストディサービスの不足などが懸念事項として挙げられていました。 

しかし、これらは大きく改善されており、カナダではビットコインETFが上場。先日には、イーサリアムETFも承認されるなど、取り巻く状況は劇的に変化しています。


多くの投資家が待ち望んでいるビットコインETFは、コインベースの上場よりもインパクトが大きいと考えられます。

今年後半あたりには、米国でビットコインETFが承認される可能性がかなり高いのではないでしょうか。