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ビットコインはバブルなのか?様々な指標から分析

筆者: ひろぴー

ビットコインが初めて600万円を突破してから約2カ月。あまりの急騰ぶりにバブルと言われながら、4月になってもその勢いは衰えていません。

今回は、ビットコインの様々な指標を確認しながらビットコイン相場はバブルなのか否かを確認していきましょう。

ハッシュレート分析

ハッシュレートが高いということは、ビットコインのマイニングの処理能力が高いということになります。ハッシュレートが高くなる要因にはマイニング参加者の増加とマイニングマシンのスぺックアップが挙げられます。マイニング市況を確認できるという意味合いで、ハッシュレートは重要度の高いデータのひとつといえます。

ハッシュレートは、長期的には継続して右肩上がりに推移しており、4月12日時点では161EH/sとなっています。1年前と比較すると、40%ほど上昇しています。

●ビットコインのハッシュレートの推移

出所:coinwarz

足元のハッシュレート水準から分析すると、ビットコインの妥当価格は2万5584ドル。6万ドル付近で推移する現在のビットコインは割高と考えることができます。

NVT

NVT(Network Value to Transaction)は、ネットワークの価値(仮想通貨の場合には流通する仮想通貨の市場価値)を日毎の取引量で割った比率です。この値が高ければ、取引量に比べてネットワークの価値が高いことを、この値が低ければ取引量に比べてネットワークの価値が低いことを表しています。

仮想通貨の市場分析で有名なウィリー・ウー氏が考案した指標で、同氏のホームページではリアルタイムの数値が公表されています。

ビットコインのNVT比率(=時価総額/日ごとの取引量の90日移動平均)を算出すると、4月12日時点のNVTの値は183と、過去の平均値よりも高くなっています。4月時点の1日の取引量はおよそ6兆円。過去90日間の平均取引高をNVTの過去平均値130を当てはめると、ビットコインの妥当価格は4万1469ドルと算出されます。つまり、NVTでは足元のビットコイン価格より割高と判断できます。

メトカーフの法則

メトカーフの法則とは、「ネットワーク通信の価値は、接続されているシステムのユーザー数の二乗(n2)に比例する」というものです。電話やインターネットなどネットワークの価値はつながるモノが多ければ多いほど価値が向上するともいえます。

この法則にビットコインのユニークアドレス(取引活動があるアドレス)の数を用いてフェアバリューを計算します。4月12日時点のビットコインのフェアバリューは2万3445ドル。足元のビットコインは価格より割高と判断することができます。

●Neutralシナリオ(年率10%増加)
・2021年末予想・・・2万1964ドル
・2022年末予想・・・2万6576ドル
・2023年末予想・・・3万2158ドル

ストック・フローモデル

ストック・フローモデルとは、ビットコインの価格をその希少性によって予測するモデルです。 



アナリストであるPlanB氏が提唱しています。

ビットコインは、発行量が限られていることからデジタルゴールドと呼ばれ、しばしば金と比較されます。そのため、値動きにも相関性がある場合が多く、金や銀といった貴金属価格とその希少性の関係をビットコインにも当てはめて価格予測の参考として使われています。 

ストック・フローモデルの計算式は「世の中に存在する量(ストック)」を「毎年新規で発行される量(フロー)」で割った値(ストックフロー比率)で算出されます。ストックフロー比率が大きければ大きいほど、希少性が高くなります。

ビットコインのストック・フロー比率は、およそ56となります。

1868万BTC(発行枚数)÷ ※32万BTC(年間発行量)=58.375

※半減期後の発行ペース

なお金のストックフロー比率は61.7、銀は22となっています。ビットコインは、金に肉薄していることが分かります。

商品 ストックフロー比率 時価総額
ゴールド 61.7 8兆4175億ドル
ビットコイン 58 2130億ドル
シルバー 22 3080億ドル
プラチナ 0.4 24億ドル

PlanB氏によると、2021年には10万ドル(1100万円)を突破する可能性があるそうです。

まとめ

これらの指標から総合的に判断すると、目先のビットコインはやや割高と判断できそうです。

2020年末からのビットコインは、アセットマネジメントの参入やテスラを始めたとした企業によるビットコインの購入、そして、コインベースの上場を控えているなど、期待感が大いに乗っていると考えられます。

過去4年間のビットコインは、 高値から半値ほどに下落(上昇相場だからこそ忘れたくないビットコインの半値押し)する場面があったことから、その際にこれらの指標を下値の参考価格としてみてはいかがでしょうか。

※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

ひろぴー

ひろぴー

CXRエンジニアリングCEOとして金融取引ソリューション企業を経営。投資暦は10年以上。株式投資から開始し、FX、先物、商品まで取引。2014年から仮想通貨に投資を開始。同時に仮想通貨投資のエバンジェリストとして執筆・セミナー活動を開始。FX市場で鍛えた世界の投資マネーの潮流を読み取る分析力を武器に、仮想通貨取引でも高い実績を叩き出す。ビットコインFXブログ(https://bitcoin-fx.jp/)を運営中

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