連日好調な株式市場を背景にしてか、仮想通貨(暗号資産)市場も堅調な地合いとなっています。
盛り上がりに欠けていたメタバース関連の仮想通貨も好調となっており、MANAは15%の上昇となっています。
また仮想通貨推進派のルーミー米上院議員が、新たな監督機関を創設して規制を明確化するといった提案したことも、相場を押し上げる材料となったのではないでしょうか。インフラ投資法案で、仮想通貨に関する厳しい規制がみられただけに、きちんとした評価がなされ、正しい規制が進むことは大きなプラスでしょう。
さて、きょう世の中はクリスマスイブです。海外では、クリスマス明けから市場に戻った期間投資家が新年度相場のごとく勢いよく新規マネーを投入するといったことが見られます。
そのため、クリスマス明けから相場付きが変わることを念頭に入れておいた方が良さそうです。
2017年から2020年の過去4年間のクリスマス明けから12月31日までのビットコイン統計データを取得してみました。
これを見ると、残念ながら大きな偏りはないようににみえます。
そのため、直近の材料を基に取引を組み立てた方が良さそうです。
ただし、FX市場に目を向けると少し気になるデータが出てきました。
過去10年間の年末年始2営業日(計4営業日)は
ドル円:2勝8敗 平均騰落率:-56銭
ユーロ円:3勝7敗 平均騰落率:-89銭
このように、年末年始は円買いとなりやすく、円高傾向になることが想定されます。
そのため、対ドルのビットコインの価格は大きく変わらなくても、日本円建てのビットコインの価格は下落する可能性が考えられます。
明らかに下落方向に優位性があるようですから、30日からは仮想通貨相場の下落を警戒した方が良さそうです。