2022年は年明けから多くの交換業者で新規アルトコインの取り扱いが相次いでいます。

1月13日 シンボル(XYM)     フォビ・ジャパン
1月25日 メイカー(MAKER)   bitbank
1月26日 エイダコイン(ADA)  GMOコイン
1月26日 ディープコイン(DEP) BITPOINT

また、2月末にCoinBest社がステーブルコインであるDAIを取り扱い予定であると発表しています。

DAIは、米ドルと同等の価値を維持することを目的として2017年に公開されたステーブルコインです。

オープンソースプロジェクトであるMakerDAO上で担保を預け、米ドルにペッグされるDAIが発行される仕組みです。ガバナンストークンとして利用されているMKRは、bitbankで取り扱いが始まりました。

円建てのDAIは、いわゆるドル円と近い価格変動となることが予想されます。他の暗号資産(仮想通貨)と比較すると、価格が安定する傾向にあるため、レンディングで人気が出るかもしれません。

また、休日にドル円の値動きを取引できる通貨ペアとも言えそうです。


昨年ホワイトリスト入りした9種類の暗号資産(仮想通貨)と、最初に取り扱いを始めた交換業者を振り返っておきましょう。

日付 暗号資産(仮想通貨) ティッカー 交換業者
2021/1/26 エンジンコイン ENJ コインチェック
2022/3/17 トロン TRX BITPOINT
2022/5/19 ポルカドット DOT GMOコイン
2022/7/13 オントロジー ONT ディーカレット
2022/7/14 コスモス ATOM GMOコイン
2022/7/29 パレットトークン PLT コインチェック
2022/9/16 チェーンリンク LINK SBI VCトレード
2022/10/5 シンボル XYM bitbank
2022/10/26 ジャスミー JASMY BITPOINT

暗号資産取引業協会の副会長千野剛司理事(クラーケン・ジャパン 代表) は、昨年6月の就任時に「今後は新規ホワイトリストの承認スピードが加速する仕組みにする」と話していたことから、2022年は10種類以上のアルトコインが追加されることが予想されます。

単純に、時価総額の上位から取引所トークン除くと、テラ(LUNA)、アバランチ(AVAX)、マティック(MATIC)、アルゴランドなどが考えられます。

またジャスミーやパレットトークンなどが承認されたことを鑑みると、時価総額が200位前後、1日の売買代金が数十億円程度の規模でもホワイトリスト入りする可能性があることが分かります。

BITPOINTの取り扱いのペースが際立っており、ユーザー数も増えているようなので、2022年は業界の勢力図が変わってくるかもしれませんね。