2/13(火)にコインチェックが金融庁に業務改善計画を提出。

その後、ネムのハッキング被害からの進捗状況報告の為に記者会見を行いました。

 

 

以下に、内容を簡潔にまとめたいと思います。

1. 金融庁へ提出した改善内容に関して

  現状は内容をお答えできない。

2.NEMの 保証について

  目途は立っているが、正確な日程はまだ決まっていない。

  保証額はすべて自己資金である。補償額に関しての変更額はない。

3.仮想通貨の売買と出金

  外部の専門家とセキュリティを確認しており、安全であればサービスを開始

4. 出金額は401億円だったが、残りの日本円の出金は?

   お答えできないが、返金依頼があれば通常通り出金できる。

5.再発防止策の詳細に関して

  金融庁への提出内容に関しては現状はお答えできない。

6.金融庁の申請が遅れている理由

  本件とは異なるので、お答えできない。

7.匿名通貨の取扱いに関して

  継続して取り扱っていく

8.売却停止によって機会を逃したことに関しての補填は

  大変申し訳ないが、安全が確認できるまではもう少し待ってほしい。

9.仮想通貨交換業者としての登録に関しては

  登録の意思がある。

10.登録ができなかった場合は

  違法となる為、事業は行わない。

11. この2週間の進捗状況に関して

   外部の専門家にセキュリティを確認もらい、日本円の出金をメインに動いていた。

12.(仮想通貨の一斉送金による)他の取引所との連携は

  特にない。

13.その他サービスの目途が立たないのは何故か

  大まかな目途は立っているが、詳細が決まっていないので申し上げられない。

14.和田社長がいないのはなぜか

  大塚COOが報告の責任を持っている。

15.他の企業との提携や財務体制の強化策に関して

  検討中なのでお答えできない。

16. コインチェックの財務状況に関して

    現状はお答えできない。

17.出金停止、仮想通貨の送金、アルトコインの売買の停止は正しかったのか

  顧客資産を守る為には妥当な判断だった。

18.破産との噂もあったが

  事業継続の意思があり、見通しも立っている。

19.日本円以外の仮想通貨は手元にあるのか

  分別管理しており、全てある。

20.顧客への不正悪説の原因の発表は

  目途が立ち次第、報告する。

21. 社長の進退も含めた責任のとり方は

  正式に決まったら報告する。

22. 和田社長は今(記者会見中)どこで何をしているのか

  3階(会社)でサービス復旧のために働いている。

23.流出したネムが換金されていることに関して

  捜査の方の話になるので、話ができない。

24.被害者の方に対して一言

  中段が入り、大塚COOは無言で立ち去る。

 

会見では、資産を預けている多くの投資家の方が気になっている『アルトコインの売買及び送金』に関しては、ある程度目途が立っているとしながらも、大まかな時期の目途に関しても言及しませんでした。

この辺りは弁護士の方から止められているかもしれないですが、これまでと変わらないことから質問を行う記者の発言にも力が入る場面がありました。

最後に記者会見が終了された際に、一人の記者が「被害者の方に関して一言」と問い掛けました。大塚COOにこの言葉は聞こえていたはずですが、何も言わずに立ち去ったことに関しては誠実さに欠ける後味の悪い空気となりました。