ポイント

・レンジ下抜け後、4万3000ドル台での取引
・月初来のもみ合い圏を下抜け、ポジション調整膨らむ
・マイアミでのカンファレンスでヘッドライン続くが反応は限定的
・長い目で見たインフレヘッジ需要は高まっており、相場の下支えとなろう

昨日のBTC相場

一昨日から昨日未明にかけて4万6000ドル(約570万円)近辺でのもみ合い圏を下にブレーク、朝方4万2000ドル(約520万円)台にワンタッチしたが、その後は4万3000ドル(約530万円)台での取引が続いている。

火曜日のブレイナードFRB理事のタカ派発言で上値を重くしたBTC相場は、大口の買い報道などもあり4万6000ドル近辺で一旦は下げ止まったが、その後4万3000ドル割れまで失速した。

ウクライナでの和平ムードが後退する一方で、原油価格が下落、FRBのタカ派姿勢も加わってインフレ懸念が後退したことが、失速の背景に挙げられる。

また月初からもみ合っていた4万6000ドル近辺から下抜けしたことで、ロングポジションの投げを誘発したことも挙げられる。Coinglassによれば大手海外交換所でのロングポジションの清算額が4億ドルと年初来2番目の高水準を記録した。

その後は、マイアミでの大型カンファレンスで、ロビンフッドが200万人の適格ユーザーへのウォレット提供を発表。ホンジュラスのロアタン島とポルトガル領マデイラ諸島でBTCが法定通貨として採用または採用を計画されているといった動きも報告され、若干底堅さを見せている。


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