連日、仮想通貨(暗号資産)相場は強い動きとなっており、ビットコインは526万円まで上昇。2月10日に付けた531万円まで目前と迫っています。
昨日は米国株の下落に押される場面があったものの、下値は限定的となり直近の高値を更新する流れとなりました。着実に進行するインフレ経済への備えとして、ビットコインが買われ続けている模様です。
また、大阪なおみ選手が大手仮想通貨交換業者のグローバルアンバサダーに就任するなど、一般層が仮想通貨に興味を持つニュースが連日報じられていることも、値動きが強い背景として考えられそうです。
そして、ビットコインのハッシュレートが200Eh/sを超えることが珍しくなくなってきており、ビットコイン固有の材料としても買いやすい状況が続いています。
▼ビットコインのハッシュレートの推移
特に4月から世界的にマイニングが盛んになりやすく、ハッシュレートは上昇しやすいという季節要因があります。そのため、今後もハッシュレートは強含む傾向にあり、ビットコインが上がりやすいといえそうです。
また、仮想通貨取引所の外へのビットコインの移動が増加しており、過去24時間では1月29日以来最大となっているそうです。これは、取引所で購入したビットコインを自己のウォレットなどに移動させるという動きが考えられるため、すぐに売却される可能性が低いとされます。
つまり、ビットコインが上がりやすい要因といえます。
そして、レバレッジ取引のポジション状況をみると、空売り比率がやや高くなっております。
出所:bybt
このまま相場が上昇すると、ショートカバーを誘発し、相場は一段高となることが考えられます。
これだけ強い材料が揃っているうえ、季節要因的にも4月は過去5年間の平均で24%上昇することが分かっています。
現在の価格520万円で算出すると644万円となりますので、かなり期待が高いといえます。
3月はビットコインが下落しやすい月でしたが、しっかりとした相場となっていますので、まだまだ明るい相場が続くのではないかと考えます。