GW中のビットコイン相場と昨晩の急落を解説

筆者: 松田 康生

ポイント

・4万ドルに2度タッチするも、昨晩急落
・FOMC直後は議長はハト派との見方で株高・BTC高
・一夜明けると米債市場はFRBは手ぬるいと反応、NYダウ1000ドル安、BTCは1割安
・市場はスタグフレーションを懸念し始めているが、FRBへの信認をまだ失ってはいない

GW中のBTC相場

GW中のBTC相場はもみ合い後、急落。4月28日から29日にかけて4万ドル(約520万円)台に上昇。その後失速するも、3万7000ドル(約470万円)台でサポートされると、現地時間で5月4日(日本時間5日早朝)のFOMCに向け買い戻し気味に推移した。

FOMC後のFRB議長会見直後に4万ドルにワンタッチしたが、翌5日の米株市場が大きく反落すると、BTCは約1割下落、一時3万5000ドル(約455万円)台まで値を下げた。

4月28日に発表された米第1四半期GDPは予想外の前年同期比マイナス(-1.4%)となり、また価格指数は同8.0%と予想を上回り、米経済のスタグフレーション懸念を高める結果となった。

しかし、米長期金利の上昇が一服したこともあり米株は上昇、BTCも4万ドル台に上昇した。ゴールドマンサックス(GS)が同社初のBTC担保ローンを実行したと報じられたことも影響した模様。

また人気NFTのBAYCがメタバースに進出、仮想空間の土地を販売した関係で購入に使用されるApeCoin価格が急騰。その過程でETHのネットワークが混雑したことも若干影響したか。

しかし29日の米株市場が反落するとBTCは下落、週明けの2日にはCME先物開始時に窓埋め気味に上昇したが、その後は日本時間で木曜日のFOMCを前に3万8000ドルを挟んでの取引が続いた。

注目の米FOMCは50bpの利上げ、6月からバランスシート縮小開始とほぼ予想通りの内容だったが、その後の記者会見でパウエル議長が75bp利上げを積極的に検討していないとコメント、ドル売りが進む中、BTCも4万ドルにワンタッチした。

しかし翌5日の米市場で10年債金利が上昇、それまでレジスタンスとなっていた3%を突破するとNYダウが前日比で1000ドル以上下げるなど米株が大きく値を崩す中、BTCは約1割の下落。

米長期金利上昇一服やLUNA財団の大口購入などもあり3万5000ドル台で下げ止まっている。


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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

松田 康生

松田 康生

楽天ウォレットシニアアナリスト|東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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