ポイント

・2万ドルを挟んでのもみ合い
・ISM強いが、米株市場は支払価格低下を好感し5日ぶりの前日比プラス
・米雇用統計が強いとBTC売り、弱い場合はCPI待ちで、いずれにせよ上値が重い
・一方、3連休前のポジション調整によるリスクオフの巻き戻しが下支えしそう

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は引き続き2万ドルを挟んでのもみ合い。今晩の米雇用統計を控え、2万ドル近辺で値幅を狭めている。

BTCはジャクソンホールでのパウエル議長のタカ派発言以降、米株が4日続落となる中、米株オープン時に値を下げ、その後買い戻されるといった展開を続けていた。

昨日は米ISM製造業景況感指数が52.8と予想51.9を上回ると、FRBの利上げ継続懸念から米長期金利が上昇、2年債はこのところのレジスタンス3.5%を上抜け、ドル円相場も140円台に乗せた。

これを受け、米株は下落、BTCも1万9000ドル台半ばに下落した。

しかし、米株市場はISMの支払価格が52.5と前回の60、予想の55.8を下回ったことをインフレピークアウトの兆候として好感。NYダウ・SP500は前日比プラス圏まで反発すると、BTCも2万ドル台を回復している。


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