ポイント

・レイバーデイ明け初日は19,000ドル割れに失速
・ISM非製造業景況感指数が強く9月FOMCでの75bp利上げ観測が浮上
・本日のFRB副議長、明日の議長講演、ECB理事会を経て、9月相場の方向感が出そう
・それまで6月の安値17,600ドルを守れるかが焦点か

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は下落。2万ドル(約285万円)を何度か上抜けするも、上値を伸ばせないでいると、今度は1万9000ドル(約270万円)割れに失速した。

BTCは、米投資家が夏休みから戻ってくるとされるレイバーデイを前に2万ドルに上値を抑えられていた。

昨日は、朝方にETHのPoSへの移行により、不要になったマイニングのハッシュパワーが移行する先と目されるイーサリアムクラシックの価格が急騰。ETHも上昇する中、BTCも2万ドルにワンタッチしたが、ETHの上昇が一服すると1万9000ドル台に失速した。

午後に入ると、ドル建てのBTC価格にあまり変動はなかったが、オーストラリアの利上げをきっかけにドル円が140円台半ばから143円台に2円以上上昇する中、円建てのBTC価格はじりじりと上昇した。

その後は2万ドルを巡り一進一退の展開が続いたが、ISM非製造業景況感指数が予想に反し前月比プラスとなり、これを受け米長期金利が上昇。米株が前日比でマイナス圏に入るとBTCも失速、一時1万9000ドルを割り込んだ。

BinanceがUSD coin (USDC)、Pax dollar (USDP) 、trueUSD (TUSD)などのステーブルコインの取り扱いを停止し、預かり残高を同社が運営するBUSDと交換すると発表し物議を醸した。

当初はネガティブな憶測が主流を占めたが、その後、USDCを運営するCircle社やUSDPを運営するPaxos社のCEOなどがコメント、こうした背景資産が比較的しっかりしているとされるステーブルコインが協力してテザーに対抗する趣旨であるとの見方が広がり、相場への影響は限定的にとどまった。


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