ポイント
・一時2万7000ドル割れ
・米株、為替、債券など方向感出ず
・3月にもみ合ったレンジに差し掛かり、下げスピードは鈍化
・3月後半のレンジの下限2万6500ドル近辺が意識されそう
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場は小幅続落。2万8000ドル(約375万円)近辺で上値を抑えられると、一時2万7000ドル(約360万円)を割り込んだ。
BTCは先週半ばから、3万ドル(約400万円)、2万9000ドル(約390万円)、2万8000ドル(約375万円)と割り込んできたが、土曜日に2万7000ドル手前で下げ渋ると、アルトコインの反発もあり2万8000ドル近辺まで値を戻した。
週明けのCME先物開始に先立ち、窓埋め気味に2万7000ドル台半ばに値を下げたが、週末に反発を見せていたXRPがもう一段上昇すると、BTCも2万8000ドルにあと一方の水準まで反発した。
XRPが失速すると、BTCも上値を重くし2万7000ドル台前半に値を下げたが、土曜日の安値水準でサポートされると切り返し、米株が堅調に始まったこともあり2万7000ドル台後半に値を伸ばした。
その後、米株が失速するとBTCも連れ安となり、一時2万7000ドルを割り込んだ。が引けにかけ米長期金利が低下し米株が反発する中、BTCも2万7000ドル台半ばに値をもどしている。
なお昨日は、米財務省が北朝鮮のラザログループが盗まれた暗号資産を法定通貨に交換することを支援した中国と香港のOTC業者を特定し制裁対象に加え、金融庁から無登録業者として警告を受けていたBybitが5月8日からKYC(本人確認)を義務付けるとし、Binanceはロシア居住者への制限を解除したとCoindeskは報じるなど、マネーロンダリング関係でいくつかの動きが見られた。