ポイント
・一時5万2000ドルを上抜け、円建て史上最高値更新
・ETFへの資金流入は631百万ドル、4営業日で20億ドルの流入
・BTC市場の大口の概念や常識を覆す動き
・5万2000ドルをクリアに抜ければ、史上最高値6万9000ドルが見えてくる
昨日のBTC市場
昨日のBTC相場は上昇。4万8000ドル(約720万円)台半ばでサポートされると、午後から急騰し5万2000ドル(約780万円)にワンタッチ、今朝方は5万2000ドルもクリアに上抜け、円建てで史上最高値を更新した。
BTCは強めのCPIを受けたドル買い・株安の流れを受け失速するも、それまでレジスタンスだった4万8000ドル半ばを割り込んだ水準で下げ渋ると切り返し、アジア時間は4万9000ドル(約735万円)台での推移が続いた。
午後に入り13日のETFへの流入が631百万ドルと前日から更に増加したことが判明、これで4営業日で約20億ドルとなり、BTCはじりじりと値を上げ始めた。
更に夕刻になってBitMEXリサーチらによりこの数字がX上で拡散されると、BTCは5万ドルを突破、5万1000ドル台後半に急騰し2021年12月以来となる時価総額1兆ドル超えに成功した。
その後、パウエル議長がCPIは見通し通り低下しており、それ以上にPCEコアデフレーターに注目していると前日のCPIで利下げ観測後退が顕著だった市場に安心感を与えたことで米長期金利が低下、暗号資産株の上昇もありBTCは5万2000ドルにワンタッチした。
その後、ゲンスラーSEC委員長がBTCは分散しているとは言えず、ランサムウエアでよく使用されていると批判、また裁判所がジェネシスに13億ドル分のGBTC売却を認めたとの報もあり、5万1000ドル台で上げ渋っていた。
しかし今朝方、5万2000ドル台半ばに上伸、円建てで史上最高値785万円を更新している。