『仮想通貨はいつ見ても下がっている』

みんなの仮想通貨のライター菅原さんの最近の口ぐせです。

 

仮想通貨市場は相変わらずの展開が続いています。 今週も6/25(月)には70万円付近に戻す場面がありましたが、日を追っていくごとに下落。65万円を割り込む場面もありました。この1週間で時価総額は29.5兆円から26兆円に下落。

投資家には我慢の展開が続いています。

一部では6月中にコインチェック社の仮想通貨交換業者の登録が行われるという思惑がありましたが、結局何も発表されませんでした。

しかし、同社からはブログの再開や元社長である和田氏がTwitterで求人募集をしていることなどから、サービスの全面再開まで秒読みと言われています。

 

出所:Twitter(wadakooo)

国内では仮想通貨市場の価格が反転に向かうには同社の登録が必要だという声も多いことから、早い発表が望まれます。

 

さて、ビットコイン(BTC/JPY)のチャートを見てみましょう。

◇ビットコイン/円(BTC/JPY)4時間足チャート

 

素直にチャートを見ると50万円台に突入しそうに見えます。

5万円ずつきれいに下落していることから、次の節目は60万円ちょうどでしょうか。

現状のビットコインのハッシュレートや難易度状況からすると、ここから下は多くのマイナーの損益分岐点でもあるようですから、ちょうど金の採掘価格と同じように考えられることができます。

これがどの程度投資家に浸透しているのか、また中国などの電気代の安い国のマイナーはまだまだ収益を上げられることから、本当にビットコインのマイニングコスト価格が相場の底となるのかどうか怪しいところではあります。

ひろぴーさんも(ハッキングや法規制以外の仮想通貨市場が低迷している理由)で書いていますが、株式市場などからの資金流入がないと大きな反発は厳しそうです。

 

では、金融市場を見てみましょう!

本日、EUサミットにて大きなニュースがありました。

トゥスクEU大統領が『EU指導者は移民に関して合意』と発言。これにより、ヨーロッパ通貨を中心に買いが入りました。

◇為替チャート一覧

出所:みんかぶFX

そして、これを受けて欧州株式市場でもリスクオンが加速。

ドイツDAXは1%程度の上昇となっています。

出所:世界の株価

恐怖指数と呼ばれるVIXは-10%の下落となっており、株式市場に資金が集中しています。低迷している仮想通貨を買っている場合ではないでしょう。

幸いなことに、これを受けて仮想通貨を売って株式を買うという動きがみられない為に、既に仮想通貨市場からそういった流動的な資金はほぼ抜けきっているという印象。

株式市場の上昇がひと段落した時に、仮想通貨に関する明るいニュースが出れば、これまでの急騰以上の上昇が訪れるのではないでしょうか。

 

筆者は日々デイトレに終始して特に方向感を決めてトレードはしておりません。

目先は戻りが鈍いことから、売りポジションを保有。週末に60万円割れとなることも視野に入れております。

66万円を明確に上回れば、買い転換を想定。

今週末、この水準を踏ん張ることができれば来週は上昇に転じるのではないでしょうか。

 

早く明るい仮想通貨市場になると良いですね!

 

・スマホアプリでビットコインFXができるGMOコイン

※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。