仮想通貨市場は非常に地合いが悪いチャート形状です。ポジティブ材料が流れているのですが、投機筋のエントリーがかなり弱気になっているのでしょう。
また、昨年度の納税も定期的に始まりますので、利益確定売りが上がったところで売りが出ているのかもしれません。 イーサリアムも下落しております。ICOトークンの上場は毎度ながら下落となっておりまして、すぐに換金する動きが盛んです。
日本の規制もそうですが、仮想通貨市場の交通整理がさらに進みそうです。米国でも似たような現象も起こるでしょう。 このタイミングから心苦しいのですが、一度ポジションを落とそうかと考えております。
ビットコイン/円(BTC/JPY)日足チャート分析
出所:GMOコイン
ビットコイン円の日足チャートです。
MACDもダイバージェンスしており、反発が今か今かと待たれますが、上昇のローソク足形状になりつつも、何度も安値を更新してきております。 仕掛けてくるファンドがいないのでしょう。 日本でも米国でも、先に規制が整ってから大御所の投資ファンドが入ってくるのかもしれません。
当面、下値を探る展開を予想しております。 反発したとしても、戻ったところでは捕まっているポジションの売り押されるイメージをしております。なので、手持ちの現物ポジションも少しずつ手仕舞いしキャッシュにしようと考えております。
下降トレンドラインを引いてみましたが、70万円台前半は一度ポジションを解消したい目安になります。 30日移動平均線も似たような下降トレンドラインを辿っておりますので、1ヶ月の平均値まで戻すことも難しくなるのかもしれません。
現物ポジションを持ちつつ、短期的にFXポジションでショートを作り、ヘッジする戦略も悪くないでしょう。
イーサリアム/円(ETH/JPY)週足チャート分析
出所:GMOコイン
変わってイーサリアムです。 ここ最近、下落が加速してきました。ETH/BTCでみても下落トレンド入りとしそうになってきており、BTCよりも下落幅が大きいです。
今年の安値近辺まで下押しする可能性があります。今年の上昇幅ではBTCより優秀でしたが、その値幅を帳消しにする値動きがありそうです。ETHも戻ったところはコツコツと損切りを入れていこうかと思います。
直近安値の4万円を目処に、仮想通貨FXでショート・ポジションを作ることも考えております。その場合、ビットコインキャッシュも6万円前後にまで一旦下押すでしょう。
また株式市場でも上海指数がよくありません。
◇上海総合指数(1年間)
出所:みんなの株式
米中貿易摩擦が長引きそうで、リスクオンポジションが巻き戻しを食らっている状態です。仮想通貨市場にもこれが波及する可能性もあるので注意が必要でしょう。
昨今、資金を集めたICO企業などの資金繰りが悪化する可能性がありますので、開発元からの手持ちのコインの売りも出てくるかもしれません。
これらの値動きに注意をしながら対処し、想定をしておくべきではないでしょうか。
【公式ブログ】年内にビットコインは再び1万ドル回復すると予測が大勢
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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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