今月注目イベントの一つ、リップル社が主催するカンファレンス「SWELL」が10月2日に閉幕しました。
本カンファレンスでは、XRPを介した送金システムxRapidのローンチ発表や、米証券取引委員会(SEC)の元首席弁護士マイケル・ディディアック氏がXRPは証券でないとの見解を発表するなどの好材料が出ました。
SWELL開催前には、リップル社でアジア太平洋・中東の規制部門長を務めるサガー・サルバイ氏が、xRapidは「向こう1ヶ月程でローンチされると自信を持っている」と発言したこともあり、XRP市場は盛り上がりを見せていました。
一方で、10月2日から3日の相場は下落に転じており、利食いの「XRP売り」が優勢となっているようです。
こうした中、米投資戦略会社Fundstrat の創設者で「クリプト・ブル」としても知られるトム・リー氏が9月30日よりTwitter上でユーザーの投票による仮想通貨に関する6つの調査(CRYPTO POLL)を実施し、本日その結果が集計されました。
その中には、リップル(XRP)にとって興味深い結果も出ています。
本項では、そんなリー氏による調査の結果を紹介していきます。
質問1:仮想通貨価格に影響を与える最も重要なマクロ要因は以下のうちどれか?
こちらの結果を見ると、中央銀行の動向に注目しているユーザーが多いことがわかります。金利政策などに目を配り、既存金融市場における国際的な資金の流れに注目していることが指摘されます。
新興国市場が2位に付けている背景には、法定通貨が安定しない国からの仮想通貨市場への資金流入や、新興国で比較的盛んな国際送金やマイクロファイナンスに仮想通貨が用いられることへの期待感が反映されていることが考えられます。
質問2:仮想通貨価格は経済不況の中で上昇するか?
こちらでは、「Yes」と答えたユーザーが多かったようですが、おそらく、経済危機が起きた際に一時的に仮想通貨の価格が上昇することがユーザーの間では認識されていることが挙げられます。
一方で、経済が不況の中では、仮想通貨を売って生活費を確保する動きもでるという声も多く、「Yes」と「No」にそれほど差が出ていないと考えられます。
質問3:ビットコイン(BTC)はいつ底を打つか?
ビットコイン(BTC)価格は「既に底を打った」と答えたユーザーが圧倒的に多く、その次が「2018年末」となっています。
このことから、年末から来年にかけてBTCのパフォーマンスが向上すると想定しているユーザーが多いことが指摘されます。
<本記事ご協力>
ビットコインなどの仮想通貨をまとめたメディア『FinAlt』が提供