昨年は10月中旬に行われたRipple社主催のカンファレンスですが、今年も開催されております。
10月1日〜2日に渡っての開催ですが、昨年同様に盛況なようです。
ただし、相場は未来を先取って価格が動きます。
昨年のXRPの値動きをみておきましょう。
2017年10月XRPJPY日足チャート
出所:bitbank.cc
10月に入り、35円近くまで上昇をみせるものの、SWELL2017開幕後、下落をしています。
これを相場の格言では、「セル・ザ・ファクト」といい、事実で売れ、といいます。
期待感で上昇した相場は目的が達成されるとそこが天井になる傾向が多く、昨年はこのパターンが見事に当てはまりました。
さて、では今年はどうでしょうか?
現在のチャートと見比べてみましょう。
2018年10月 XRPJPY日足チャート
出所:bitbank.cc
直近、大きく上昇を演じたXRPです。28円から75円付近まで上昇をしております。
その後、SWELL開催前日に70円まで高値をつけたのですが、開催日にはその高値を超えられませんでした。
初日は米国のクリントン元大統領なども登壇し、未来の銀行システムについて語るなど、新技術についてのプレゼンテーションが実施されたようですが、反応は今の所限定的でした。
本日、2日目の開催ですが、ここで価格が高値を更新できない場合、材料出し尽くしで売られる可能性があります。
「セル・ザ・ファクト」の条件が整ってきました。
昨年にならい今年も注意しましょう。
仮に高値を超えたとしても、押し目として65円〜70円はサポートラインとして機能しますので、次回、押し目を狙えば良いだけです。
Ripple社のxRapidの商用化リリース決定となり、銀行間での国際送金が実用化に向けて進んだわけですが、この発表があったのにも関わらず、値動きは限定的でした。
深い押し目待ち戦略で臨みたいと思います。
第1サポートラインは50円ですが、ここを割り込んだ場合、40円まで値を下げそうです。
60円以上の価格で買いに入った投資家はちょっと値動きに注意をしておくべきではないでしょうか。
※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。