米Ripple社が主催するカンファレンス「SWELL」が本日10月1日、日本時間23時(現地サンフランシスコ7時)に開催が予定されており、XRPの価格もじりじりと上昇を見せている。世界中のリップラーが注目する同イベントの前に、ここまでのXRPチャートをテクニカルの観点から分析し、重要なファンダメンタルの材料が出た時にどこが節目になるのかを含めて、解説を行う。
直近の急上昇と調整
直近のXRP/USD(BITFINEX)の値動きを振り返ると、9月18日から急上昇を見せた後、21日を天井に25日に0.43ドルまで一旦調整。その後再び反転し上昇を見せている。
上述の通り、この上昇はRipple社のカンファレンスへの期待や、ビットコイン価格が上昇し仮想通貨市場全体が堅調な動きである事を好感していると言える。
更にXRP/USD(BITFINEX)を4時間足で一目均衡表で見ると、26日前後から一目均衡表の雲の下に沈んでいたものの29~30日にかけて一目均衡表の雲を突破し、現在も雲の上で推移している。雲の上にあるという事で、上昇トレンド上にあると言えよう。
次の節目となるのは?
次に節目となるラインを直近の高値からフィボナッチリトレースメントを用いて分析すると、これより上の価格帯の節目は直近高値からの50%戻しとなる0.61ドル、61.8%戻しとなる0.65ドル、78.6%戻しとなる0.71ドルとなりここを超えて上昇を続けるかどうかが節目となる。
逆にこれより下の価格帯のサポートラインは38.2%ラインの0.57ドル、23.6%ラインの0.51ドルとなっている。反落し始めた場合、ここを下回るかどうかが一つの節目となる。
Rippleが2018年末までに1ドルへ?
SWELLのような大型イベントを控えている他、直近ではdeVere GroupのCEO Nigel Green氏がフォーブス誌の取材に対し、年末までに1ドルに達するとの見方を示している。XRPの価格上昇に対する見方への賛否両論あれど、強気な見方も根強いわけだ。
投資家のセンチメントはテクニカル分析上でも重要であり、RSIをはじめとする様々なセンチメント指標には注目したい。
今晩控えるSWELLで一体どんな材料が出てくるのか、そしてXRPはどう推移していくか。リップラーにとっては重要な二日間が幕をあけると言えよう。
【新着・関連記事】
・【動画あり】巨額ビットコイン持つ中国のクジラ「仮想通貨業界での投資やめる」
・仮想通貨ヘッジファンドXRPキャピタル創業者「次はアジアだ」SECの規制に不満
・仮想通貨ステラ基盤の分散型取引所 正式リリース
<本記事ご協力>
国内最大級の仮想通貨ニュースサイト|コインテレグラフ日本語版