ページTOPへ

【動画あり】仮想通貨の価格操作 背景に「ボット」の存在

筆者: コインテレグラフ日本版 2018/10/04 01:13

仮想通貨の価格操作の背景にボットと言われる自動トレーディングプログラムがあると2日付のウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。価格操作は7月に米国証券取引委員会(SEC)が起業家のウィンクルボス兄弟のETF(上場投資信託)を拒否した理由となっている。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ボットは株など伝統的な金融市場でも使われているが仮想通貨市場における決定的な違いは「監視体制の欠落」。ほとんどの仮想通貨取引所で規制が緩いため、「悪態をつく」ボットが存在しているのだという。

例えば、8000万ドルの資産を運用する仮想通貨ヘッジファンドVirgil Capitalのステファン・チン氏は、イーサリアム(ETH)の取引で「嫌がらせをする」ボットに出くわしたという。チン氏は、世界各地の仮想通貨取引所の価格差を利用して稼ぐ裁定取引で、当時1分に1回価格のチェックをしていた。その際、敵意のあるボットが他より安い価格でイーサリアムを売るという注文を出したため、チン氏は買い注文を発注。しかし、このボットが売り注文をキャンセルした。結局、チン氏は実行されなかった買い注文を出すことになり、その取引所でのイーサリアム価格をあげる結果になったという。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、これはスプーフィングと言われる相場操縦で米国の株式市場と先物市場では2010年に違法になったと指摘。仮想通貨市場においてもボットの存在が仮想通貨の普及の妨げになっている懸念するトレーダーがいる一方、敵意のあるボットをみんなが持つようになれば良いと強硬論も出ているという。

7月にSECは、ウィンクルボス兄弟のETF申請について、上場先の取引所BZXが「詐欺や価格操作などを防ぐ上でSECが求める水準」に達していないことを理由に拒否した。また9月にはニューヨーク州司法長官事務所(OAG)が、価格操作に関する仮想通貨取引所の取り組みに関する報告書を公表し、仮想通貨取引所のバイナンス、Gate.io、クラーケンがニューヨーク州の規制に違反してる可能性があると警告した

【新着・関連記事】
ビットコインETFに希望の兆しか SEC委員がビットコインETF拒否決定に反対
仮想通貨取引所バイナンスなどNY州の規制に違反している可能性
仮想通貨交換業協会「社内のネットワーク制限も検討」 ザイフ不正アクセス受け

<本記事ご協力>

国内最大級の仮想通貨ニュースサイト|コインテレグラフ日本語版

コインテレグラフ日本語版

コインテレグラフ日本版

コインテレグラフ日本版

コインテレグラフ日本版は世界中で読まれている仮想通貨ニュースメディア大手「Cointelegraph」の日本語版です。新聞社やTV局出身者で構成される編集部が海外チームと連携しながら、仮想通貨相場を動かすニュースを発信し続けています。

コインテレグラフ日本版の投稿

ビットコイン/円レート・チャート

メデイア・広告掲載について

『みんなの仮想通貨』への広告のお問い合わせ・ご相談、お待ちしております。BTC、ETHでのお支払いも可能です。

お問い合わせはこちら