仮想通貨イーサリアムが予定しているハードフォーク「コンスタンチノープル(Constantinople)」の試験運用の際に問題が起き、試験用ネットワーク(テストネット)「Ropsten」が「使用不可」になっていたことがわかった。
13日、イーサリアム技術に取り組む企業Infuraの公式ツイッターが明かした。同ツイートは、開発者が「Ropsten」以外のテストネットを使うことを促している。
「コンスタンチノープル」は、イーサリアムのネットワーク処理性能をあげるための一種の分岐だ。
複数のイーサリアム開発者によると、イーサリアムのハードフォーク(分岐)は13日、同テストネットの第423万ブロックで実施された。ところが「合意形成に関わる問題」が発生。イーサリアム開発者Afri Schoedon氏が「2018年にコンスタンチノープルの実施はない」とのべる事態に至った。
また同氏は翌日、イーサリアム開発者会議で「Ropstenに大きな問題があればコンスタンチノープルを実施することはできないことを確認」しあったとコメントしている。
同氏によると次回のイーサリアム開発者会議は10月19日となっており、動向が注目される。
イーサリアム価格は先週木曜日に200ドル割れし、現在は195ドル前後で推移している。
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