前回の記事に続いてリップルの動向をまとめていきます。

 

10月に入ってからもリップルに関する話題は尽きません。

では、リップルに関連して、ここではコインベースのカストディーサービスとGoogle製品担当者の採用の話題について詳しくみてきましょう。

コインベースでリップルのカストディーサービスが開始

コインベースは仮想通貨のカストディーサービスとして、新たにリップルをラインアップに加えています。

カストディーサービスとは、「資産の保管サービス」という意味で、コインベースは同サービスを2019年末までに200億ドル規模にすることを目指しています。

これまでカストディーサービスと言えば、仮想通貨の課題の一つであり、サービスそのものがありませんでした。

そのため、市場に対して資金的に大きな影響力を持つ機関投資家が参入しにくい状況であり、仮想通貨投資の足かせとなっていました。

しかし、コインベースに加えて、フィデリティなどの世界最大の大手金融グループがカストディーサービスの開始を発表したことによって機関投資家からの仮想通貨への評価は変化しつつあります。

加えて、今回はコインベースのカストディーサービスにリップルが加えられました。

上場していませんが、事実上「通貨としての取り扱い」を開始したことになります。

このため、IPOによって規模を拡大するコインベースに「将来リップルが仮想通貨取引で上場するかもしれない」という想像ができます。

リップルネツト拡大のため、Google製品担当を採用

リップルネットを開発している米Ripple社は、サービス拡大のためにGoogle製品担当者であったアミル・サルハンギ氏の採用を決定しています。

アミル・サルハンギ氏は、Google製品の中でもメッセージ部門に特化しており、携帯キャリアなどで使われているショートメッセージサービス(SMS)の後継技術とされているRCS(Rich Communication Service)の開発を担当するなど、先進的なサービスに尽力してきた人物です。

今回のアミル・サルハンギ氏の採用によって、Ripple社の開発力は一段と高まるでしょう。

将来、リップルネットで構築されたメッセージサービスが出てきた場合は、リップルに大きな注目が集まるかもしれませんね。

Ripple社は、これまで相場に左右されることなく新しいサービスや大手企業との提携発表を続けてきました。

これはリップルが市場の動向を見守りつつも通貨の開発や流通に余念がなく、仮想通貨市場の未来を見据えているためと言えるでしょう。

今後のリップルの動向も要注目です。

 

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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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