イギリスの大手銀行HSBCは、昨年2月にブロックチェーンの分散型台帳技術(DLT)を使った外国為替決済の概念実証(PoC)を行うと発表。

そして今年1月、DLTを利用して2500億ドル以上の取引を決済したと発表しました。

HSBCのプレスリリースによると外国為替取引(FX)300万件の決済とHSBC FX Everywhereプラットフォームにより、さらに15万件の支払いを行ったそうです。

また、分散型台帳の技術を使用することにより中央集権的に監視せずとも、取引データの検証ができ、大幅な「効率性と機会」をもたらしたと付け加えています。

さらに、HSBCのFX担当責任者のRichard Bibbey氏は「分散型台帳の技術を使用することで内部フローの効率が改善した。銀行内での導入が成功した後、現在このシステムが、複数の財務センターや国境を越えたサプライチェーンを持つ多国籍企業にとって、組織内の外国為替フローをより適切に管理できる方法を模索している」と述べています。

日本国内の金融機関でもブロックチェーンによりPoCが行われていますが、このような成功例が数多く発表されるといいですね。

こういった金融機関の場合、クローズド型のブロックチェーンを構築し、いわゆるPoSによりPoW(プルーフ・オブ・ワーク)のウイークポイントである「51%攻撃」や外部からのハッキングを防ぐことができるので「対外部攻撃」に有効なシステムが構築できる事を付け加えておきます。

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