今週の仮想通貨ビットコイン(BTC)は2018年10月以降で最も静かだった。マーケットウォッチが25日に報じた。去年10月と言えば、米オンライン証券大手による仮想通貨取引所ErisXへの出資や米名門大学による仮想通貨投資ファンドへの出資など大きなニュースがあったにもかかわらず相場が動かなかった月で、ビットコインのボラティリティ(変動幅)が大幅に低下していた。その後、11月中旬からビットコイン価格が急落するまで、無風状態が続いた。
(引用元: TradingView 「ビットコイン(BTC)/米ドル(5日間)」)
マーケットウォッチによると、今週のビットコインのレンジは、3425ドル~3614ドルで、去年10月22日以降で一番狭かった。仮想通貨に詳しいeToroのシニアアナリスト、マティ・グリーンスパン氏は取引高の低下を指摘。「1週間前からほぼ20%も取引高が減少している」と述べた。
ビットコイン恐怖指数も低下
一方、先日、仮想通貨資産マネジメントのレジャーXが発表したレジャーXボラティリティ指数(LXVX)は58.58で1週間前の65.37から大幅に低下している。
(引用元:レジャーX「レジャーXボラティリティ指数(LXVX))
LXVXは、VIX(ボラティリティ・インデックス)が株式市場の恐怖指数と呼ばれるように、ビットコイン相場における恐怖と不透明感を反映することで「ビットコイン恐怖指数」と呼ばれることを目指している。
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