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イーサリアムの取引手数料が、9月初旬に記録した2020年以来の安値から回復し、過去数週間で急上昇しています。9月22日時点の7日間移動平均取引手数料は3.98ドルと、月初めの4倍以上となっています。
この手数料高騰は、イーサリアムのバーンレートにも影響を与え、9月1日の80.27ETHから9月21日には1,360ETHへと大幅に増加しました。
一方、ネットワーク上のアクティブアカウント数は減少傾向にあり、7日間移動平均は約385,000アカウントと、年初来最低水準となっています。これは、イーサリアムに対する市場の関心が低下している可能性を示唆しています。
取引手数料高騰の背景には、UniswapなどのDeFiプロトコルやNFT取引ボットの利用増加が考えられます。しかし、アクティブアカウント数の減少は、イーサリアムが再び厳しい目にさらされていることを示しており、今後の動向が注目されます。
最近では、イーサリアムとビットコインの時価総額比率が2021年以来の最低値を記録するなど、イーサリアムへの逆風が強まっています。BitwiseのCIOであるMatt Hougan氏は、イーサリアムを「逆張り的な賭け」と表現しています。
また、イーサリアムのステーカーの日次収益も最近、6ヶ月ぶりの安値を記録しており、イーサリアムを取り巻く状況は依然として厳しいと言えます。
情報ソース:The Block
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